事業報告

2022年度総会

開催日時:2022年4月23日(土)午後2時~2時50分
会場:東京ウイメンズプラザ第二会議室&Zoom
会員総数:88名(当日会場出席 17名、Zoom出席 20名、委任状 46名、欠席 5名)

第一議案 「2021年(令和3年)度の事業報告と決算について」

1.事業報告

(1)2002年(平成14年)2月7日に江戸連がNPO法人として発足してから20周年目を迎えた。
 「江戸を遊び・江戸を学び・江戸の良さを今に活かす」という活動も少しずつ定着して来ている。発足時は10数人だった会員数も、2005年(平成17年)に28人、2008年(平成20年)に38人。その後毎年10人ずつ増加し、2013年(平成25年)には83人に達しました。それ以降現在まで会員数はほぼ85~90人で推移しています。江戸連の活動の柱である「講」(毎月の例会を、2006年から江戸連らしくこのように命名)は、会員の増加に伴いその内容を多様化させ、①江戸を学ぶ(内外講師による講演会ほか)、②江戸を歩く(江戸の史跡と坂歩き・七福神巡り・関東の小江戸巡り・日本橋老舗巡りほか)、③江戸の芸能を楽しむ(歌舞伎・落語・小唄・投扇興・能楽ほか)という3つの活動を軸に据えて行ってきたが、20年間でこの3つの開催比率は①4対②4対③2くらいになっている。
 2021年(令和3年)度も、前年度に引き続きコロナ禍に大いに苦しめられた1年であった。江戸連活動の柱であり、人気の企画であった「江戸を歩く」活動がほとんどできず(1月講で、去年中止にした「新宿山ノ手七福神巡り」を開催した1回のみ)、残りはZoomによる「講演会」もしくは「江戸芸能」だった。それでもZoomが定着したため、1年を通し講が実施できたのは幸いであった。
因みに1年間(12回)の講の外部講師と会員講師の比率は6対6であった。参加者も会場とZoom併せて毎回35~40人が参加してくれた。講師や江戸芸能及びガイドをしてくれた会員に感謝する(「2021年(令和3年)度の講の実績」参照)。

(2)NPO法人江戸連発足20周年記念事業について
 10周年記念事業には、江戸連初代代表理事、江戸連を支援してくれた外部講師及び関係深い友好団体などにも参加を頂き、記念講演や激励の挨拶をお願いし、飲食を伴った記念事業を盛大に開催したが、今回はコロナ禍ということもあり、3月講として「江戸連20周年を振り返る」を、伊場仙会議室会場とZoomを併用して開催した。江戸連の発足時の話(発足時からの理事である野津氏と吉田氏)やその後の江戸連の歩みや問題点など(圓山氏)や機関誌発刊時のエピソード(初代機関誌担当理事の長谷田氏)がなされた。また、20年に及ぶ活動の様子を映像としてまとめた「江戸連アーカイブス」(新実前代表理事や長谷田氏らがまとめてくれた)を約1時間流したが、写っている会員たち(亡くなった方を含めて)の笑顔が印象的であった。20周年記念事業としては、①機関誌17号を20周年記念号として発刊した。②江戸連特製手拭いを作成した(デザインは機関誌の挿絵などの担当をしている池田要さんにお願いした)。特製手拭いは会員に1本づつ進呈し、また主だった講師の方や友好団体などへは機関誌17号と手拭いを進呈した。

(3)機関誌17号の発刊について
 機関誌17号は江戸連20周年記念号を兼ねたものとして発刊した。これまで寄稿のなかった会員も含めて、頼んだ方は全員快く引き受けてくれたおかげもあって、比較的スムースに発刊にこぎつけることができた。更に、校正作業や機関誌の発送作業なども大勢の会員が手伝ってくれたこと、また何よりも機関誌の購入に協力頂いたことに感謝している。NPO法人で定期的に機関誌を発刊しているところは稀だと思っており、誇りとしたい。

(4)連内連の活動について
 連内連の活動についても、2021年度は厳しい環境だった。「投扇連」と「歌声連」は”人が集まってこそ”という活動であるため、コロナの状況が改善しないかぎり活動の再開は難しそうだ。ただ、投扇連はこれまでの実践を踏まえて、江戸連流の「配点表」を作成し、活動再開に備えている。
一方「俳句連」と「古文書連」はZoomなどを活用して、1年間継続して活動がなされた。俳句連では、俳句専用システム「夏雲」を活用して、毎月句会が開催されたがこれには毎回20数名が参加し、俳句を楽しみかつ充実させている。また、今回初めて「吟行句会」を企画したところ、10人を超える参加希望があったが、コロナのため見送らざるを得なかった。古文書連も様々なジャンルのテキストを使用し、毎月25~30名の参加で熱心に学習を行っている。

2.決算報告(別紙1参照)

第二議案「2022年(令和4年)度の事業計画と予算について」

1.事業計画について
 
(1)講の企画について
 2022年(令和4年)度については、暫くコロナが続くことを前提にできるだけ密を避けた企画を考慮せざるをえないと考えている。講演会は会場参加とZoom参加の二本立て方式を基本としたい。江戸歩きは、できるだけ密にならないよういくつかのグループに分けて実施したい。
 当面の講の予定は次の通りである。
4月23日(土)渡辺憲司講師「江戸遊里の記憶~苦海残影考」
5月28日(土)白石広子講師「ジャガタラお春の研究」
6月25日(土)河内聡子講師「『病』の想像力~江戸時代の異書をめぐる文化史」
 今後もコロナの状況を見ながら魅力的な企画を検討していきたい。ただ、コロナ禍のなかで、江戸歩きの講が激減し、講演方式の講が中心になるに従い、毎月の講会計が赤字傾向になっている。会員講師の活用及び外部講師の謝礼金見直しなども検討したい。

(2)機関誌18号の発刊について
 機関誌は江戸連の誇りうる活動の一つであり、2022年(令和4年)度についても、機関誌18号を発刊したい。ただ、機関誌は創刊時の値段(300円)を据え置いたままなのに対して、ページ数の増加、表紙のカラー化、紙質のアップ及び機関誌の郵送費の江戸連負担などもあって毎号赤字になっている。コロナ前は、毎月の講会計はほぼ収支トントンであったため、会員の年会費で機関誌の赤字を埋められる状態であったが、少し厳しい状態になってきたため機関誌費用全体についても見直したいと思っている。

2.予算(別紙2参照)

第三議案「遠隔地会員の年会費の変更について」

 現在の遠隔地会員については、「入会金2000円、年会費1000円」となっているが、コロナ禍でZoom利用が一般化するなか一般会員と遠隔地会員との優劣差が縮小しており、「遠隔地会員の年会費については2000円に変更したい」(ただし、遠隔地会員の入会金はそのまま)。

第四議案「役員の変更について」

 現役員は2022年(令和4年)度までの任期であるため全員留任とするがが、役員の若返りの一環もあって、小嶋さんを新たな理事として推薦する。なお、小嶋さんからは理事就任の承諾を得ている。

2021年度事業報告及び決算、並びに2022年度事業計画及び予算は総て総会にて賛成多数で承認されました。

2021年度総会

開催日時:2021年4月17日(土)午後1時半~2時
会場:東京ウイメンズプラザ第二会議室&Zoom
会員総数:86名(当日会場出席 11名、Zoom出席 8名、委任状 66名、欠席 3名)

第一議案 「2020年(令和2年)度の事業報告と決算について」

1.事業報告

(1)2002年(平成14年)2月7日に江戸連がNPO法人として発足してから19年目を迎えた。「江戸を遊び・江戸を学び・江戸の良さを今に活かす」という活動も着実に定着して来ている。発足後数年は10数人だった会員も、2005年(平成17年:江戸連機関誌創刊)度には30人弱、2011年(平成23年:発足10周年)度には68人、そして2018年(平成30年)度には90人を超えたが、現在は85人になっている。
 2020年度は江戸連にとって(というよりも日本及び世界中が)これまでに経験したことのない試練の年になった。コロナの流行により自由に集まって、講演会を開催したり、江戸歩きをしたり、歌舞伎鑑賞したり、懇親会を行ったりすることが困難な状況に追い込まれた。「2020年(令和2年)度の講の実績」のように、4月・5月は「コロナのため中止」に追い込まれ、総会はインターネットによる総会という極めて異常な事態だった。ただ、江戸連会員は連絡事項を全てパソコンを通じて行うこととしていたこと、及びZoomの利用法に精通した佐原さんやパソコンのスペシャリストの渡辺さんを役員に抱えていたために、Zoomの導入が比較的スムーズに行うことできたことは江戸連にとって幸いであり、両氏に深く感謝する。2021年1月の「新宿山ノ手七福神めぐり」をのぞけば、6月~3月は(Zoom+会場参加)もしくは(Zoom参加のみ)という方式で毎回40人強の会員が講に参加してくれ概ね盛況であった。とりわけ、10月講の「歌舞伎へのお誘い~出雲のお国から瞼の母」と12月講の「江戸芸能;落語・狂言紙芝居・手品」は芸達者揃いの江戸連だからこそできた催しと、寿々方・荒井(孝)・花伝亭長太楼・三宮及び渡辺さんに深く感謝する。また、コロナ禍にあって、外部講師にお願いするのもままならない時に、6月・8月・11月講を会員である荻原・松本・新実さんがそれぞれ素晴らしい講演をしてくれたことも感謝にたえない。今年度実施した9回の講のうち外部講師は4人のみで、残りの5回は会員の手になるものであったということは江戸連として誇りにできると思っている。

(2)江戸連の「連内連」の活動についても、2020年度は大試練の1年だった。「投扇連」(仲下代表&塩出幹事長)及び「歌声連(村岡代表)は年間を通じて中止に追い込まれた。「俳句連(扇句会)」(林代表)及び「古文書連」(神山代表&圓山幹事長)も、しばしば中止に追い込まれたが、後半になってようやく渡辺さんの協力を得て、Zoomによる活動が軌道に乗り始めた。しかし、「連内連」活動後の飲み食いと会話の楽しみは、コロナが収まらないかぎり戻ってこないのが残念だ。

(3)今回もなんとか江戸連機関誌16号を発刊することができた。原稿依頼した人が全て快く協力してくれたこと(会員および講師の方)、校正作業や発送作業などを手伝ってくれた方、そしてなによりも会員全てが機関誌の購入に心よく協力してくれたことに深く感謝する。今回は1100冊を発行したが、国会図書館・日比谷図書館・中央区図書館や協力を頂いた講師の方への進呈を含めてほぼ一瞬のうちに捌けてしまった。

(4)長年の懸案事項であった江戸連機関誌の在庫問題については、会員諸氏のご協力もあって、コロナ禍で販売活動ができなかった15号(残187冊)を除けば、各号数冊~40冊程度のほぼ適正な在庫に収まっている。在庫管理に多大な協力を頂いている三宮さんに感謝する。

2.決算(別紙1参照)

第二議案「2021年(令和3年)度の事業計画と予算について」

1.事業計画について
 
(1)講の企画について
 2021年(令和3年)度については、暫くコロナが続くことを前提にできるだけ三密を避けた企画を考慮せざるをえないと考えている。講演会はZoomと会場参加の二本建て、もしくはZoomのみ方式を基本としたい。江戸散策は、できるだけ密にならないよういくつかのグループに分けて実施したい。当面、4月講は安藤優一郎氏の講演「大名の格付け」。5月講は本来1月に実施予定していた「新宿山の手七福神巡り」(このコースは朱印の受付など年間を通して「七福神巡り」を受け入れる体制ができているとか)を予定。また6月講は大久保治男氏の「文化人井伊直弼と埋木舎」をそれぞれ予定している。今後も魅力的な企画を検討していきたい。

(2)NPO法人江戸連発足20周年記念事業について
 江戸連は来年2022年2月7日に発足20周年を迎える。本来なら記念事業を早急に準備しなければいけない所であるが、コロナ禍ではなかなかそんな気分になれない。多少後ろにずれこんでもいいから、会員が心置きなく一同に会して20周年を祝える時期を待って実現したいと思っている。時期をみて実行委員会を発足させたい。

(3)機関誌17号の発刊について
 編集体制を一新してから3冊目の、機関誌17号を発刊することとする。2005年(平成17年)度(当時会員数30人弱)に、大議論の末機関誌発刊を決意してからここまでよく継続してきたものと思っている。薄っぺらで誤字脱字だらけだった初期の機関誌に比べ、質量とも充実した機関誌に成長し、NPO法人江戸連の看板活動の一つになっている。これもひとえに会員が積極的に機関誌に投稿してくれたこと及び機関誌販売(「会員はできれば10冊、最低5冊。役員はできれば30冊、最低15冊」)に協力してくれたお陰と深く感謝している。今後とも機関誌発刊に協力をお願いする。機関誌17号は、江戸連発足20周年の特集も兼ねたものとして発刊したいと考えている。

(4)連内連活動の推進について
 コロナ禍で苦戦を強いられているが、俳句連及び古文書連はZoomに活路を見出し活動を開始し始めている。投扇連と歌声連は活動の性格上、コロナの状況が改善しないと活動の再開は難しそうだ。コロナで活動が全面的にストップしているNPOが多いなか、連内連の活動があるというのも江戸連の特徴の一つだと思っている。今後とも推進して行きたい。

(5)江戸連活動に関する事務経費支払いの件について
 これまで、江戸連の活動・運営は、その殆どが会員のボランティアよるものであった。しかし最近、活動が活発化し、例えば、機関誌の作成、経理処理、オンライン配信など、それを担う方の作業量と時間が増加し内容も複雑化している。従って、江戸連としてその労に対して、事務経費として些少なりとも、次の基準で謝礼を差し上げたいと思っている。
①江戸連機関誌の編集・作成に6万円/年。②ホームページ及び江戸連メールの記載に2万円/年。③経理会計業務に3万円/年・人。④オンライン配信に2千円/回。江戸連講及び古文書連・俳句連についても適用する。

2.予算(別紙2参照)

第三議案「役員の変更について」

 2021年(令和3年)度は任期満了に伴う役員の改正時期に当たる。新たに水越さんと小川さんを理事に推薦する。なお、水越さんと小川さんからは理事就任について事前に承諾を得ている。その他、理事の圓山・白石・新実・渡辺・山本・寿々方・吉田・石垣・長谷田・佐原・野津・川越さん及び監事の三田さんについては、引き続き再任としたい。尚会計担当の職務は川越さんから、山本(機関誌担当と兼務)さんと小川さんが二人で役割分担をして引き継ぐこととし、また水越さんには企画担当をお願いすることとしたい。

第四議案「議事録署名人の選定について」
 議事録署名人については、白石議長の他圓山・川越さんを選定したい。

2020年度事業報告及び決算、並びに2021年度事業計画及び予算は総て総会にて賛成多数で承認されました。

2019年度総会

開催日時:2019年4月27日(土)午後2時~3時
会場:日本橋伊場仙ビル7階 会議室
会員総数:89名(当日出席会員 27名、委任状 59名、欠席 3名)

第一議案 「平成30年度の事業報告と決算について」

1.事業報告

(1)平成14年度にNPO法人江戸連がスタートしてから16年目を迎えた。「江戸を遊び 江戸を学び 江戸の良さを今に活かす」という活動も着実に定着してきている。発足後数年は10数人だった会員も、平成17年度(江戸連機関誌1号発刊時)には24人、平成22年度には45人、そして現在は90人程に増加してきている。
毎月の講の参加者総数も、平成19年度には240人だったものが、30年度には450人ほどになっている(平成30年度の講の実績参照)。

(2)講の内容は、講演が8回(うち会員講師1回、外部講師7回)、江戸文化の鑑賞等が2回、江戸歩き等が2回であった。江戸歩きが減少したこと、及び毎年の恒例であったバス旅行ができなかったのは残念である。

(3)講の実施にあたっては、会員講師は無論のこと、江戸歩きのガイドや、江戸文化・芸能の演者としてまた外部講師の紹介など会員諸氏のご尽力に負うところが大であった、深く感謝する。

(4)江戸連の「連内連」の活動も活況を呈している。蕎麦連(石綿道場主&白石幹事長)、投扇連(仲下会長&塩出幹事長)そして歌声連(村岡会長)は、江戸連会員の増加に伴い、ややもすると会員間の交流が希薄になりがちな所をよく補ってくれている。  

(5)今年度も江戸連機関誌14号が発刊できた。たくさんの会員が原稿を寄せ、また表紙・挿絵を画く人、校正に目を光らせる人、配布作業を手助け下さる人、そして機関誌販売に協力して下さる会員がいるからこそ、これまで機関誌が継続できたものと考えている。これまで機関誌編集を一手に引き受けてくれていた長谷田・佐原両理事の名コンビは、今号をもって機関誌編集から手を引くことになった。これまでのご尽力に深く感謝する一方、機関誌をどう継続していくかという問題は、江戸連にとっての大きな課題といえそうだ。

(6)江戸連機関誌についてはこれまで品川宿交流館の新実事務所で管理をお願いしていたが、品川宿交流館での機関誌販売と峻別し、在庫管理を強化する必要もあって、これまでの品川宿交流館での販売方式を精算方式から事前買取方式に変更しかつ、在庫を品川宿交流館から引き上げ、三宮さんの事務所に移管し管理をお願いしている。14号までの在庫は散りも積もって約1300冊強(うち100冊を超えるのが3・5・7・11・12・13号)になっている。

(7)江戸連のホームページなどを通じて機関誌の購入依頼が結構多くなり、ありがたいことだと思っている。また投扇興や俳句を地元老人会などで指導して欲しいなどの要望も寄せられ、投扇連などの有志に対応して頂き、大変に喜んで頂いたと聞いている。江戸連としての組織的対応は困難だが、様々なノウハウを持った江戸連メンバーであれば地域の要請に対し、いろいろな社会貢献ができるかと思っている。

2.決算(別紙1参照)

第二議案「2019年度の事業計画と予算について」

1.事業計画

(1)講の企画
 2019年度についても、「江戸歩き」「江戸学び」「江戸遊び」の三つのテーマに沿った魅力的な講を企画していきたい。

4月講(27日)大場秀章氏「植物にみる江戸らしさ」
5月講(25日)亀川泰照氏「江戸の刑罰におけるお仕置場の役割~鈴ヶ森と小塚原」
6月講(22日)田代道彌氏「戦国最大級の城『小田原城』の魅力」
7月講(27日)関昭雄氏「長崎から輸出された銅はコインになっていた」
8月講(31日)高尾善希氏「江戸の忍者(仮称)」
9月以降の講は未定であるが、会員の希望、推薦講師なども聴取しながら企画していきたい。

(2)機関誌15号の発刊について
 機関誌は江戸連が誇りうる活動の一つであり、2019年度も機関誌15号を発刊したい。ただ、これまで機関誌発刊を担当してくれていた長谷田・佐原両理事が都合により手を引くことになったため、新しい編集体制で臨まなければならなくなった。編集に名乗りをあげてくれた山本理事を中心に、役員及び編集助っ人の集団体制でなんとか難局を乗り越えたいと思っている。機関誌編集をやってみたいと思う方は、積極的に機関誌作りに参加して欲しい。機関誌15号については従来の通り、会員は最低5冊できれば10冊を、役員は最低15冊できれば30冊の購入をお願いする。

(3)在庫機関誌について
 在庫機関誌については別添の通り、合計1300冊を超えている。これらについては適正在庫(50冊)以上のものは無料配布(会員優先)などの措置を行いたい。

2.予算(別紙2参照)

第三議案「役員の改正について」

 2019年度は役員改正の時期になっている。理事の松本氏から「坂学会の会長に就任することとなったため、江戸連理事を辞退したい」、また監事の林氏から「体力的に継続困難」との申し出があり、これを了承することとしたい。そして林氏の後任には、三田義之氏にお願いしたい。三田氏からもその旨了解を頂いている。他の理事については、一部担当の変更はあるものの再任としたい。役員の高齢化が進んでおり、若い人(相対的に)が役員に名乗りをあげてくれることを期待する。

第四議案「江戸連入会の条件と手続き及びこれに関連した定款の一部変更について」

 江戸連入会の案内が「機関誌上の表現」(①江戸に興味があり、②入会金等を振り込めば、会員になれる。)と「ホームページ上の表現」(①江戸連の考えを理解し、②かつ電子メールが利用できる人で、③江戸連にメールをし、江戸連から入会承認を得た後に入会金等を振り込めば、会員になれる。)が異なっていたため、入会希望者等にご迷惑を掛けてしまった。「機関誌上の表現」は昔のままで、訂正がされていなかったことをお詫びするとともに、今後「江戸連入会のご案内」は「入会ご希望の方は、江戸連ホームページよりお手続き下さい」に改める。関連して、定款第七条「正会員及びその他の会員については、特に条件を定めない。」を「正会員及びその他の会員については、別途これを定める。」に変更したい。

第五議案「議事録署名人の選出について」
 議事録署名人については、総会議長、代表理事、及び会計担当理事にお願いしたい。

平成30年度事業報告及び決算、並びに2019年度事業計画及び予算は総て総会にて賛成多数で承認されました。

2018年度総会

開催日時:2018年4月21日(土)午後2時~3時
会場:高井戸区民センター 第1・2集会室
会員総数:92名(当日出席会員 22名、委任状 66名、欠席 4名)

第一議案 「平成29年度の事業報告と決算について」

1.事業報告

(1)江戸連がNPOとしてスタートしてから15年目を迎えた。「江戸を遊び 江戸を学び 江戸の良さを今に活かす」という活動の趣旨は着実に定着してきている。発足後数年間は10数人だった会員数も、平成17年度(江戸連機関誌1号発刊時)には24人、平成22年度には45人、そして平成29年度には92人と大幅に増加してきている。
毎月の講の参加者数も、平成29年度は年間総数500人(2回の特別講を含めると550人)を超える盛況ぶりであった(平成29年度の講の実績参照)。

(2)講の内容は、講演が7回(うち会員講師が3回、外部講師が4回)、江戸文化の鑑賞等が2回、江戸歩き等が3回であった。

(3)講の実施にあたっては、会員講師は無論のこと、江戸歩きの案内、江戸文化の鑑賞等の手配及び外部講師の紹介など会員諸氏のご尽力に負うところが大きかった。取分け、年末恒例の「江戸の芸尽くし」は、鈴木正文さん(鈴乃屋流かっぽれ家元)の新加入もあって、念願であった江戸連会員のみでの師走講が実現できた。投扇連、謡曲好き、手品好きの皆様及び大滝さん・鈴木さんに感謝する。

(4)定例の講以外にも、「大相撲観戦」や「東京駅見学会」という特別講が開催されたが、これも会員諸氏の多様な経歴とネットワークの賜物であり、企画してくれた小嶋さん・坂本さんに感謝する。

(5)江戸連の「連内連」の活動も年々活況を帯びている。蕎麦連(石綿道場主&白石幹事長)及び投扇連(仲下会長&塩出幹事長)の活動も、江戸連の重要な活動の一つとなっている。蕎麦打ちがやりたくて江戸連に参加する人も増えている。蕎麦打ちの準備及び打った後の囲炉裏を囲んだ懇親会のセットなど石綿夫妻のご苦労に深く感謝する。投扇連も2ヶ月に一度のペースで阿佐ヶ谷区民センターで、熱のこもった闘いと参加者によるユニークな「雑学講座」が毎回開催されている。
「連内連」の活動は、江戸連会員の増加に伴って、会員間の交流がやや希薄になりがちな所をよくカバーしてくれている。新たに歌声連(村岡会長)が発足し、また古文書連の発足も近そうだ。

(6)今年度も江戸連機関誌13号が発刊できた。機関誌を定期的に発刊するNPOは数少なく、毎月の講と並ぶ江戸連活動の柱の一つであるとさえ言える。
たくさんの会員が機関誌に原稿を寄せ、また表紙・挿絵を書く人、校正に目を光らせる人、配布作業をする人。そして何よりもたくさんの人が機関誌販売に協力してくれることによって江戸連機関誌は継続されているものと考えている。毎号機関誌の向上のために奮闘してくれている編集担当者の努力にも感謝する。

(7)江戸連のホームページが充実し、機関誌の購入依頼や各方面からの協力要請などが多数寄せられようになった。投扇興を指導してほしいという地域からの要請に対しては、投扇連有志の方が道具持参で対応し感謝されたが、まだまだ江戸連としての組織的な対応は困難な状況だ。

2.決算(別紙1参照)

第二議案「平成30年度の事業計画と予算について」

1.事業計画

(1)講の企画
 平成30年度についても、「江戸歩き」「江戸遊び」「江戸学び」の三つのテーマに沿った魅力的な講を企画していく。

4月講(21日)渡辺憲司氏「江戸遊里の記憶~遊里の光と影」
5月講(13日)黒田涼氏「江戸の街はどのように拡大していったのか」
6月講(9日)謝心範氏「貝原益軒『養生訓』(その2)~認知症は克服できるか」
7月講(21日)榎本隆一郎氏「子孫が語る榎本武揚」
8月以降は未定であるが、会員の希望・推薦講師などを参考にしながら企画していく。

(2)機関誌14号の発刊と在庫機関誌の販売促進について
 平成30年度も機関誌14号を発刊する。機関誌は江戸連が誇りうる活動の一つである。今後とも機関誌への原稿協力や販売協力を切にお願いする(会員は最低5冊できれば10冊、役員は最低15冊できれば30冊)。
機関誌発刊が13号となり、その在庫も結構な数になっている。課題であった機関誌3号(長崎特集)を岩波さん(長崎楽会会長)が200冊まとめて購入してくれた(感謝!)ことや、新会員が発行済の機関誌を購入してくれたお陰で、在庫は大幅に減少している(機関誌の在庫状況参照)。今後とも、在庫減少に皆様の協力をお願いする。

(3)江戸連書類や機関誌などの収納場所の確保について
 江戸連の書類や機関誌(在庫)は、現在品川宿会館の新実理事の事務所や圓山・白石・川越理事宅に分散して保管されている状態である。長期的な観点からみて、どこか適当な場所に貸ロッカーを確保することなどを検討する。

2.予算(別紙2参照)

第三議案「役員の改正について」
 
 現在の役員の任期は平成30年度末までであるので、今年度は全員留任とする。

第四議案「NPO法改正に伴う措置について」
 
 平成29年度の法改正に伴い、NPO法人の貸借対照表の公告は、(1)ホームページで行う。(2)東京都において発行する新聞に掲載して行う。(3)内閣府NPO法人ポータルサイトで行う。(4)法人の主たる事務所の掲示板に掲示して行う。のいずれかで行うことが義務付けられた。
(2)・(3)は相応の費用を伴うこと、(4)は伊場仙さんに面倒を掛けてしまうことを考慮して、(1)のホームページで行うこととする。

第五議案「議事録署名人の選定について」
 
 議事録署名人については、議長の他に、圓山代表理事と川越理事を選定する。

平成29年度事業報告及び決算、並びに平成30年度事業計画及び予算は総て総会にて賛成多数で承認されました。

2017年度総会

開催日時:2017年4月23日(日)午後2時~3時
会場:日本橋伊場仙ビル7階 会議室
会員総数:84名(当日出席会員 25名、委任状 58名、欠席 1名)

第一議案 「平成28年度の事業報告と決算について」

1.事業報告

(1)NPO法人江戸連は発足後14年目を迎え、「江戸を遊び 江戸を学び 江戸のよさを今にいかす」という活動の趣旨は着実に定着してきている。平成17年度(江戸連機関誌一号発刊時)に24人だった会員数は、その後平成22年度に45人、そして平成28年度には84人に増加している。
毎月の講の参加者数も平成28年度は年間総数約500人(平均42人/月)という大勢の参加を得て盛況であった(平成28年度の講の実績参照)。

(2)講の内容は、講演が6回(うち会員が2回、外部講師4回)、江戸文化の鑑賞や遊びが3回、江戸や小江戸散策が3回であった。講演の外部講師については、会員の幅広い人的ネットワークに支えられた企画であった。またそれ以外の講についても、ガイド・チケット手配・落語・投扇興など会員諸氏の多大なご尽力があったればこそ実現した講がほとんどであった。新実理事ほかの会員諸氏に深く感謝する。行田・青梅・雑司が谷・隅田川と4回の外出行事は、事前の天気予報を覆すほどの”江戸連日和”に恵まれた。

(3)江戸連の「連内連」の活動もすっかり定着してきている。蕎麦連(石綿道場主&白石幹事長)の参加者が、江戸連に入会するというケースも目立っている。投扇連(仲下会長&塩出幹事)も常連の腕が上がり、毎回高得点を競い合っている。投扇の後、参加者が代わる代わる様々な講演を行っているが、江戸連メンバーの話題の広さを感じさせてくれる。
江戸連会員の増加に伴って、以前のような”face to face”の関係が希薄になりがちな所を、連内連の活動はよくカバーしてくれている。まだまだ新しい連内連の活動が起こってもよいと思っている。

(4)平成28年度には、水野谷氏が徒歩による日本縦断を成し遂げ『ニッポン縦断だより』を、寿々方理事が『北門の功労者アイヌ語通訳・上原熊次郎』を、また吉田(誠)理事が『遠き海原~世界都市「江戸」誕生の物語』をそれぞれ上梓、また白石広子さんが博士課程へ進むという活躍を見せてくれた。いくつになっても、挑戦し続ける会員の姿に大いに励まされる。

(5)江戸連機関誌12号が発刊された。数多NPOがある中で、定期的に機関誌を発刊しているところは少ないと思う。機関誌は毎月の「講」と並ぶ、もう一つの江戸連活動の柱とも言える。
多くの会員諸氏が機関誌に原稿を寄せ、また機関誌販売に協力してくれることにより、長期に亘る江戸連機関誌の発刊は支えられているものと考えている。お陰様で12号も在庫は限りなくゼロに近づいている。毎号機関誌向上のために、奮闘してくれている編集担当の努力に感謝する。

(6)ここ数年来の課題であった江戸連ホームページが、白石事務局長、渡辺理事及び山本会員のおかげで、大変充実した内容になった。ホームページを通じて機関誌購入の申込みがされるなど、ホームページが江戸連と外をつなげるツールとして力を発揮できればと思っている。

2.決算(別紙1参照)

第二議案「平成29年度の事業計画と予算について」

1.事業計画

(1)講の企画
 平成29年度についても、「江戸歩き」「江戸遊び」「江戸学び」の三つのテーマに沿った講を企画していきたい。

4月講(23日)「十二支の役者見立絵」 講師:藤澤茜氏(浮世絵研究家)
5月講(27日)「江戸城の”歴史と植物”を探訪する」 案内人:土屋繁氏(歴史)、麦野裕氏(植物)
6月講(17日)「地形を見れば歴史がわかる」 講師:竹村公太郎氏(元建設省河川局長)

7月講以降には、宮川都吉氏「江戸時代の発酵技術~食品と藍染に見るバイオの源流~」、服部早苗氏(工芸作家)「藍染筒描の魅力(仮称)」、白石広子氏(テーマ未定)などの講演、及び「二葉苑(新宿区中井)での染色体験」、その他恒例の「歌舞伎鑑賞」「年忘れ投扇興と江戸芸能」「七福神巡り」などを企画している。講の企画(講師選定など含め)については、今後とも会員諸氏の積極的な協力をお願いする。

(2)機関誌13号の発刊について
 平成29年度も機関誌13号を発刊する。機関誌は江戸連が誇り得る活動の一つである。今後とも、機関誌への原稿協力や販売協力を切にお願いする(会員は最低5冊できれば10冊、役員は最低15冊できれば30冊の販売)。

(3)江戸連の書類や機関誌(在庫)などの収納場所の確保について
 江戸連の書類や機関誌(在庫)は、現在品川宿会館の新実理事の事務所内ロッカー及び圓山・白石・村岡理事宅にばらばらに置かれている状態である。しかし今の状態を維持することは限界になってきたため、適当な場所に貸ロッカーを確保することを検討する。

2.予算(別紙2参照)

第三議案「役員の改正について」
 
 平成29年度は任期満了に伴う役員の改正の時期に当たる。会計担当理事として活躍された山下武彦氏及び村岡洋二氏がそれぞれ個人的な理由により理事を退き、代わりに会計担当として川越誠司郎氏を、またホームページの充実のために山本秀美氏を新しい理事として推薦する。その他、理事の圓山稔・白石徹・新実正義・松本崇男・長谷田一平・佐原道子・寿々方・渡辺和夫・野津弘・吉田誠男・石垣曜子氏及び監事の林繁樹氏については、引き続き再任としたい。

第四議案「遠隔地会員の入会金等の改正について」

1.遠隔地会員の入会金等については、現行「入会金3千円及び年会費2千円」としているが、これを「入会金2千円及び年会費1千円」に改正する。
2.同定款第25条第3項及び第34条第3項の招集については、「書面をもって」を「書面もしくはメールをもって」に改正する。

第五議案「講の参加費について」
 講の参加費について、会員と非会員とで差(例:会員1千円・非会員1,500円)を設けることとする。

第六議案「議事録署名人の選定について」
 議事録署名人については、議長の他圓山代表理事と松本理事を選定したい。

平成28年度事業報告及び決算、並びに平成29年度事業計画及び予算は総て総会にて賛成多数で承認されました。

2016年度総会

開催日時:2016年4月23日(土)午後1時半~2時半
会場:伊場仙ビル7階 会議室
出席会員:当日出席33名、委任状45名 合計78名

第一議案 平成27年度の事業報告と決算

1.事業報告

 江戸連は平成14年1月にNPO法人として発足して以来、13年間の歴史を積み重ねてきた。発足時は10数人に過ぎなかった会員数も年々増加し、現在83人になっている。
江戸連活動のモットーは、「江戸を遊び」「江戸を学び」「江戸の良さを今に活かす」ことである。活動の具体的な内容は①毎月の「講」、②「蕎麦連」「投扇連」などの「連内連」の活動及び③機関誌江戸連の発行などからなっている。

(1)「講」の活動(平成27年度「講の実績」参照)

 毎月の「講」は、「江戸を歩く」「江戸を学ぶ」「江戸の芸を楽しむ」という3分野を季節などを考慮しながら実施している。27年度は講演会6回、歴史散策4回、江戸の芸能鑑賞2回という実施内容であった。講には、毎回40~50人の参加を頂き、概ね好評であった。

江戸連には多彩な人材が揃っていることもあって、講演会の講師や歴史散策のガイドまた落語・江戸語りなどを会員自らが積極的に行うことを特徴の一つにしている。

27年度も、荒井孝昌会員には「江戸時代とは何か~江戸時代の歴史認識」という大変魅力的な講演をして頂いた。「年忘れ江戸の芸尽くし」では、大滝会員(花伝亭長太楼)に、落語(「親の顔」「芝浜」)を熱演して頂いた。
「日野・八王子の歴史散策」は新実・圓山両理事に、また「上野の山散策」「深川七福神」「赤坂・六本木の歴史と桜散策」は松本・圓山両理事にそれぞれガイドをして頂いたが、開催日はいずれも「江戸連日和」に恵まれ、快適な散策になった。
江戸連の人気企画となった「歌舞伎鑑賞」では、今回も石垣理事にお骨折りを頂いた。

27年度には、5人の外部講師に江戸の文化や歴史について興味深い講演をして頂いた。
道明三保子氏(「帯留めと組紐の歴史」)と赤坂治績氏(「歌舞伎とは何か」)は寿々方理事の紹介で、伊藤千尋氏(「浮世絵に見る江戸の子供文化」)は土屋会員と長谷田理事のご尽力で、「江戸の芸尽くし」で津軽三味線を披露してくれた澤田響紀氏は大滝会員の紹介で、また藤澤茜氏(「浮世絵の歴史」)と島崎春彦氏(「サムライが笑った」)は白石理事夫妻の紹介により、それぞれ実現した企画だ。素晴らしい講の企画にご協力頂き感謝する。

「江戸時代の『連』や『講』活動は、参加者が主体的に関わる行動文化であった」と言われているが、我が江戸連もかくありたいと思っている。

(2)「連内連」の活動

 江戸連の中には、「蕎麦連(石綿道場主・白石幹事長)」と「投扇連(仲下代表・塩出幹事)」という「連内連」活動がある。江戸連以外の人たちをも巻き込んで、活発な活動を行っている。大所帯になった江戸連が失いかけている「会員相互の親密なコミュニケーション」が得られるのが「連内連」の魅力の一つである。
おいしい十割蕎麦を打った後、囲炉裏を囲んで頂く酒肴と雑談の楽しみは「蕎麦連」の醍醐味である。「投扇連」では、投扇興だけでなく参加者が交代で「雑学」を披露しあっているが、江戸連らしい面白い企画だ。
また「高円寺江戸学講座(圓山塾長)」は、江戸連会員が講師になり、江戸を共通のテーマにして若者と交流する貴重な場となっている。

(3)江戸連のネットワーク及びホームページ

 江戸連はこの1年、ネットワークやホームページが機能停止になるという、運営上重大な危機に直面した。しかし、どうにか機能を回復することができた。回復にご尽力頂いた白石事務局長・渡辺理事・山本会員らに深く感謝する。ホームページは江戸連活動を外部にPRする重要な手段であり、かつ外部とつながる唯一のツールである(現にホームページを通じて、機関誌の申込み・講への参加などを多数頂いている)と認識して、今後ともその保全と充実に努めていきたい。

(4)江戸連機関誌11号の発行

 江戸連機関誌11号が、編集担当(長谷田・佐原両理事及び池田会員)及び会員諸氏の多大なる協力を得て無事発行された。数多あるNPO法人の中で、機関誌を定期的に発行しているのは稀だと思う。「機関誌江戸連」は江戸連の顔であり、かつ誇りでもある。
たくさんの会員諸氏から機関誌への投稿や販売に協力(会員は最低5冊・できれば10冊。役員は最低15冊・できれば30冊)に深く感謝する。おかげさまで1,300冊発行(うち200冊は品川宿で販売)した機関誌11号も、残りわずかになった。

2.決算報告(別紙1参照)

第二議案 平成28年度事業計画及び予算

1.事業計画

(1)「講」の計画

 例年通り「江戸を歩く」「江戸を学ぶ」「江戸の芸を楽しむ」という3分野を、季節などを考慮しながら会員が希望する魅力的な「講」を企画していきたい。
当面次のような講を企画している。

4月講(4月23日):圓山代表理事の緊急登板で、講演「江戸の火事とその経済学」
5月講(5月21日):新実理事の案内で、バスツアー「行田周辺の歴史と足袋蔵の散策」
6月講(6月18日):若き伝統工芸家・松本香さんの講演「江戸の工芸・芝山細工の盛衰」
7月講(7月23日):石綿さんの蕎麦打ち仲間である、岸間健貪さんの講演「絵解き謎解き江戸のそば猪口」

8月以降はまだ未定だが、恒例の「歌舞伎鑑賞」の他、何人かの魅力的な講師が候補に挙がっている。江戸連で是非聞いてみたいテーマや講師がありましたら、どしどし提案して欲しい。会員自身の講演や歴史散策案内なども大歓迎である。

(2)ホームページの整備・充実

 ここ数年来、江戸連にとっての最大の問題は、ホームページが機能不全に陥ったことであった。一応ハード的には機能回復した現在、ホームページの中味をどう充実していくかが今年度の重要課題である。講の通知や報告及び機関誌販売の紹介などをホームページを通じて継続的に行っていくために、会員諸氏のご協力をお願いしたい。そのために要する費用は確保したい。

(3)機関誌12号の発行

 今年度も機関誌12号を発行する。会員諸氏には、これまで同様原稿書きや機関誌販売について協力をお願いする。

2.事業予算(別紙2参照)

江戸連理事会よりの緊急提案
  
 今月の熊本大震災の災害に対して「江戸連」として、会員一人当たり約1,000円弱の負担となる合計80,000円の義援金を、ゆうちょ銀行「熊本地震義援金口座」へ寄付する。

第三議案 平成28年度役員体制

 今年度までは役員の任期期間であるため全員留任とする。ただし、役員の若返りに配慮する時期に差し掛かっており、若手(相対的に)役員の参加を歓迎する。

第四議案 議事録署名人の選定

 議事録署名人として、議長・長谷田理事、圓山代表理事、白石事務局長の3人を選定することとしたい。

平成27年度事業報告及び決算、並びに平成28年度事業計画及び予算は総て総会にて賛成多数で承認されました。

江戸連総会1 江戸連総会2