総会・4月講「森羅万象・魑魅魍魎・滑稽洒脱 江戸の社会を描き尽くす」北斎漫画の世界

日 時:4月29日(祝・水)13:00~16:30(予定)
場 所:東京ウイメンズプラザ第一会議室AおよびZoom配信

13:00~14:00 総 会「2025年度活動報告と決算、2026年度活動方針と予算、その他」

*総会欠席の場合:委任状を送信するか、伝助に登録してください*

14:30~16:30 4月講「森羅万象・魑魅魍魎・滑稽洒脱…江戸の社会を描き尽くす」-北斎漫画の世界」

講 師:五味 和之氏(一般社団法人北斎振興会代表理事)

プロフィール:昭和33年(1958)西東京市生まれ。大正大学文学部史学科日本史コース卒業、同大学院文学研究科修士課程修了。その後、大学院博士課程在学中の1985年に墨田区文化財保護指導員に就職(~平成21年3月まで)。博士課程終了後、武蔵野女子学院高等学校および中学校の非常勤講師、読売日本テレビ文化センター講師を経て、平成21年より現職(墨田区文化振興財団職員)。平成28年、すみだ北斎美術館開館と同時に教育・普及を担当する。すみだ史談会終身講師。墨田区観光ボランティア養成講座講師。NPO本所深川講師。区内の小中学校への出前授業や史跡めぐり、老人クラブでの講演なども多数こなす。2019年3月をもって、すみだ北斎美術館を定年退職。2021年 一般社団法人北斎振興会を設立し代表理事に就任。今後も北斎を始めとする江戸下町文化の豊富な知識やアイディアを社会に還元し、日本の明るい未来のために貢献する。

 今回は世界的にも人気の高い「北斎漫画」をご講演していただきます。「北斎漫画」は北斎が門人のための絵手本として初めて刊行された画集で、北斎没後の明治11年(1814年)までの間に全15編が刊行されました。その総頁数は970 ページ越え、収録図版は約4,000点にもおよび、絵図のモチーフも人物
に始まり動植物、職業、生活用具、名所、妖怪などと多岐に渡っています。知っているようで知らない事実が多々ある「北斎漫画」、北斎の専門家でもある五味先生にこの世界を深堀していただきます。

講会費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円、非会員1,000円
    *会員の方の会費は9月末にお支払いください。非会員の方は、会員との合算支払可。
懇親会:中華料理(ふーちん青山)

3月講「お花見クルーズ:大横川さくら60分」

日時:2026年3月28日(土)、16:20集合
(乗船:16:40頃、クルーズ:16:50~17:50)
募集人数:伝助登録先着20名限定(クルーズ船は20名で予約済み)
集合場所 : 日本橋たもと「滝の広場:日本橋クルーズ船着場」
(日本橋駅下車:地下鉄銀座線、地下鉄東西線)
行程:[日本橋船着場]〜日本橋川~隅田川~大横川~隅田川〜日本橋川~[日本橋船着場]
   〇運航会社:日本橋クルーズ(株式会社東京湾クルージング)
参加費:クルーズ乗船費用 4,300円

報告

 3月講は、「お花見クルーズ:大横川さくら60分」で、雨が心配されましたが、結果、江戸連日和のクルージングとなり、現地参加は20名でした。
 2017年3月以来のクルーズの企画となりました。行程は、本来のコースである[日本橋船着場]⇒日本橋川⇒隅田川⇒大横川⇒隅田川⇒日本橋川⇒[日本橋船着場]の予定でしたが、船長さんの計らいで、霊岸橋を通り、亀島橋・高橋(たかばし)経由での60分のミニ船旅になりました。
 日本橋川水門をくぐり、霊岸橋を通りました。ここは永代通りで真下に地下鉄・東西線が通っています。亀島橋では、東京駅八重洲口に通じていて橋の欄干には亀の甲羅が表示されています。亀島橋辺りは、江戸時代から頻繁に往来があったようです。そこで通行人に挨拶がてら警笛を鳴らす粋なふるまいもありました。
 次に高橋では、JR八丁堀駅の近くを通り、南高橋は、船長の言葉によると、日本橋より7歳年上とは驚きでした。桜の花は一部満開の所はありましたが、所々はまだ2分・3分もあり、少し早い感がありました。あと一週間後が最高だったかも知れません。船長さんのたびたびの景色の説明もタイミング良く、勉強になりました。船内では、ビール・おつまみを楽しみながら、大小の橋巡り・スカイツリー見物と桜を愛でる有意義な60分でした。

以上     文責:川越 誠司郎



報告

 2月講は、江戸連会員の荻原延元講師で、「煕代勝覧 絵の中に登場する人々の生業とは!」のテーマで、昨年8月以来の講となった。参加者は、現地15名、Zoom 3名でした。
 最初の話は、東京メトロ地下鉄「三越前」駅の地下コンコースに展示されている、文化2年(1805年)の江戸日本橋本町通りの賑わいを描き、少し拡大され14メートルのサイズに復元している。この原図はドイツ・ベルリンの東洋美術館に所蔵されている。19世紀の初頭に、神田の今川橋から日本橋へ至る土蔵の50以上の商店等の街並みと、様々な人々を絵巻物として描いている。
 江戸庶民は、貸本屋で6歳から読み書きを始め、識字率が60%ということに驚きました。又、丁稚は10歳頃から10年間は無給、手代・番頭と進む事も興味がわきました。飛脚では、継飛脚があり、江戸の各藩が領地との連絡に設けられたそうです。
 歌川広重作の東海道五十三次・沼津の場面で、月夜に川沿いの街道を行く、母子の巡礼と天狗の面を背負った修行者を描いた様子も印象的でした。終了時間が超過する程の熱弁で、会場も大変盛り上がりました。

以上     文責:川越 誠司郎



1月講「元祖山手七福神巡り」

日 時:1月4日(日)、13時00分~
集合場所:白金高輪駅改札口前(都営メトロ南北線、都営地下鉄三田線)
案内訳:耀(あかる)良彰氏(江戸連会員)・水越てるみ氏(江戸連会員)
行 程:覚林寺:毘沙門天⇀瑞聖寺:布袋尊⇀妙円寺:福禄寿尊・寿老人尊
    ⇀大円寺:大黒天⇀蟠龍寺:弁財天⇀龍泉寺(目黒不動):恵比寿神
     (4.8キロ、約2時間半)
参加費:現地-会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom-会員500円、非会員1,000円

報告

 1月講は、元祖山手七福神巡りで、晴天に恵まれた街歩きとなり、現地参加は22名でZoomは1名が参加されました。
 地下鉄・白金高輪改札前に時間通り集合。案内役の耀さん、水越さんの先導により出発。この七福神巡りは最も古い歴史を持った七福神とされています。今回は、健康祈願を優先として巡りました。
①覚林寺(羅生門)<仏教の守備神で開運・勝運の神、加藤清正ゆかりの寺院>⇒②瑞聖寺(布袋尊)<物を貰えば袋に貯え、困っている人がいるとそれを与えた>⇒③④妙円寺(③福禄寿尊・④寿老人尊)<本堂は昭和20年空襲で焼失、昭和29年に再建>⇒⑤大円寺(大黒天):ちなみに境内に沿って走る行人坂の名は、大円寺を拠点とする修験者たちがこの坂を往来したことによると言われています。<明和9年(1772年)に寺社は焼失、嘉永元年(1848年)に島津斉興の帰依を得て再建>⇒⑥蟠龍寺(弁財天)<インドの水(川)の神、音楽・芸術の神>⇒⑦龍泉寺(目黒不動:恵比寿神)<商売繁盛の神> 三福堂に向かう参道の途中には「金明湧水、福銭洗い」という手水舎がありますが、この手水舎の清水で5円玉を洗うと金運が上昇すると言われています。
 行程:距離4.8キロ・徒歩2時間半で無事七福神巡りを終える事ができました。耀さん、水越さん、各所での案内と説明大変お疲れ様でした。今回も渡辺さんによるZoomライブ配信を実施し、1名だけでしたが、本人と会員視聴者とも楽しそうでした。
 参加の皆様方は、七福神の神社より偉大なパワーを頂かれたのではないでしょうか。新年会は、20名と多数の方が参加され、食べて飲んでの大盛況でした。

以上     文責:川越 誠司郎



2025年12月講年末恒例の江戸連「芸能尽くし」

日 時:12月7日(日)13:30~16:30
場 所:新宿歴史博物館およびオンライン(Zoom)配信
予 定:13:30~14:00 落語「宿屋の富」/花伝亭長太郎(大滝氏)
    14:05~14:35 「歌舞伎の名セリフ」/神山氏、荻原氏
    14:40~15:10 江戸語り「名残の夢」、紙芝居「曽根崎心中」/寿々方氏
    15:15~15:45 謡曲「隅田川(前半部分)」/一坂氏(地頭)、
             小川氏(シテ)、圓山氏(ワキ)、長谷田氏(ワキツレ)
    15:50~16:20 投扇興/仲下氏、(助手・川越氏)
会 費:会場参加 会員1,000円 非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円 非会員1,000円

報告

 12月講は恒例の「江戸の芸能尽くし」で参加者は現地27名、Zoom 2名でした。
 落語は、ご存じ花伝亭長太楼師匠の「宿屋の富」の題、今回で350回目の節目の記念落語となりました。要約は、金の無い男が安宿に泊まっていた。宿の亭主は、ひょっとしたら金が無いのではないかと疑うが男は金持ちアピールを繰り返す。一応信じて、ある約束をする。それは富くじを買ってもらい、もし当たったら半分くださいとのことだった。男は承知し富くじを買うと、なんとそれが大当たり。男は、金はあると余裕を見せてたのに、あまりに取り乱しに、亭主にやっぱり貧乏なんだとバレてしまう。
 神山氏・荻原氏の歌舞伎の名セリフ「勧進帳」の「山伏問答」は、初登場にも関わらず、両名の迫力あるセリフには驚かされました。特に、弁慶と関守の富樫の掛け合いは大変面白かったです。
 江戸がたり家元寿々方さんの語り「名残の夢」、紙芝居「曽根崎心中」の2題。特に曽根崎心中は、元禄時代の大坂での実話で、醤油屋・「平野屋」の手代・徳兵衛と天満屋の遊女・お初との話で、世間で結ばれない恋人の悲しい運命の結果、心中するという実に感動的なものとなりました。
 揺曲<隅田川(前半部分)>は、圓山氏・長谷田氏・小川さんによる久しぶりの熱演で、声もしっかりと会場に響いていました。演目の最後は、投扇興で今回は距離を変えたパターンによるデモンストレーション、初心者の方も参加され、初代優勝者・仲下氏との対戦。投げた扇子が落ちた時の蝶・扇子の形(銘)に参加者の歓声が絶えませんでした。

以上     文責:川越 誠司郎