2019年度総会

開催日時:2019年4月27日(土)午後2時~3時
会場:日本橋伊場仙ビル7階 会議室
会員総数:89名(当日出席会員 27名、委任状 59名、欠席 3名)

第一議案 「平成30年度の事業報告と決算について」

1.事業報告

(1)平成14年度にNPO法人江戸連がスタートしてから16年目を迎えた。「江戸を遊び 江戸を学び 江戸の良さを今に活かす」という活動も着実に定着してきている。発足後数年は10数人だった会員も、平成17年度(江戸連機関誌1号発刊時)には24人、平成22年度には45人、そして現在は90人程に増加してきている。
毎月の講の参加者総数も、平成19年度には240人だったものが、30年度には450人ほどになっている(平成30年度の講の実績参照)。

(2)講の内容は、講演が8回(うち会員講師1回、外部講師7回)、江戸文化の鑑賞等が2回、江戸歩き等が2回であった。江戸歩きが減少したこと、及び毎年の恒例であったバス旅行ができなかったのは残念である。

(3)講の実施にあたっては、会員講師は無論のこと、江戸歩きのガイドや、江戸文化・芸能の演者としてまた外部講師の紹介など会員諸氏のご尽力に負うところが大であった、深く感謝する。

(4)江戸連の「連内連」の活動も活況を呈している。蕎麦連(石綿道場主&白石幹事長)、投扇連(仲下会長&塩出幹事長)そして歌声連(村岡会長)は、江戸連会員の増加に伴い、ややもすると会員間の交流が希薄になりがちな所をよく補ってくれている。  

(5)今年度も江戸連機関誌14号が発刊できた。たくさんの会員が原稿を寄せ、また表紙・挿絵を画く人、校正に目を光らせる人、配布作業を手助け下さる人、そして機関誌販売に協力して下さる会員がいるからこそ、これまで機関誌が継続できたものと考えている。これまで機関誌編集を一手に引き受けてくれていた長谷田・佐原両理事の名コンビは、今号をもって機関誌編集から手を引くことになった。これまでのご尽力に深く感謝する一方、機関誌をどう継続していくかという問題は、江戸連にとっての大きな課題といえそうだ。

(6)江戸連機関誌についてはこれまで品川宿交流館の新実事務所で管理をお願いしていたが、品川宿交流館での機関誌販売と峻別し、在庫管理を強化する必要もあって、これまでの品川宿交流館での販売方式を精算方式から事前買取方式に変更しかつ、在庫を品川宿交流館から引き上げ、三宮さんの事務所に移管し管理をお願いしている。14号までの在庫は散りも積もって約1300冊強(うち100冊を超えるのが3・5・7・11・12・13号)になっている。

(7)江戸連のホームページなどを通じて機関誌の購入依頼が結構多くなり、ありがたいことだと思っている。また投扇興や俳句を地元老人会などで指導して欲しいなどの要望も寄せられ、投扇連などの有志に対応して頂き、大変に喜んで頂いたと聞いている。江戸連としての組織的対応は困難だが、様々なノウハウを持った江戸連メンバーであれば地域の要請に対し、いろいろな社会貢献ができるかと思っている。

2.決算(別紙1参照)

第二議案「2019年度の事業計画と予算について」

1.事業計画

(1)講の企画
 2019年度についても、「江戸歩き」「江戸学び」「江戸遊び」の三つのテーマに沿った魅力的な講を企画していきたい。

4月講(27日)大場秀章氏「植物にみる江戸らしさ」
5月講(25日)亀川泰照氏「江戸の刑罰におけるお仕置場の役割~鈴ヶ森と小塚原」
6月講(22日)田代道彌氏「戦国最大級の城『小田原城』の魅力」
7月講(27日)関昭雄氏「長崎から輸出された銅はコインになっていた」
8月講(31日)高尾善希氏「江戸の忍者(仮称)」
9月以降の講は未定であるが、会員の希望、推薦講師なども聴取しながら企画していきたい。

(2)機関誌15号の発刊について
 機関誌は江戸連が誇りうる活動の一つであり、2019年度も機関誌15号を発刊したい。ただ、これまで機関誌発刊を担当してくれていた長谷田・佐原両理事が都合により手を引くことになったため、新しい編集体制で臨まなければならなくなった。編集に名乗りをあげてくれた山本理事を中心に、役員及び編集助っ人の集団体制でなんとか難局を乗り越えたいと思っている。機関誌編集をやってみたいと思う方は、積極的に機関誌作りに参加して欲しい。機関誌15号については従来の通り、会員は最低5冊できれば10冊を、役員は最低15冊できれば30冊の購入をお願いする。

(3)在庫機関誌について
 在庫機関誌については別添の通り、合計1300冊を超えている。これらについては適正在庫(50冊)以上のものは無料配布(会員優先)などの措置を行いたい。

2.予算(別紙2参照)

第三議案「役員の改正について」

 2019年度は役員改正の時期になっている。理事の松本氏から「坂学会の会長に就任することとなったため、江戸連理事を辞退したい」、また監事の林氏から「体力的に継続困難」との申し出があり、これを了承することとしたい。そして林氏の後任には、三田義之氏にお願いしたい。三田氏からもその旨了解を頂いている。他の理事については、一部担当の変更はあるものの再任としたい。役員の高齢化が進んでおり、若い人(相対的に)が役員に名乗りをあげてくれることを期待する。

第四議案「江戸連入会の条件と手続き及びこれに関連した定款の一部変更について」

 江戸連入会の案内が「機関誌上の表現」(①江戸に興味があり、②入会金等を振り込めば、会員になれる。)と「ホームページ上の表現」(①江戸連の考えを理解し、②かつ電子メールが利用できる人で、③江戸連にメールをし、江戸連から入会承認を得た後に入会金等を振り込めば、会員になれる。)が異なっていたため、入会希望者等にご迷惑を掛けてしまった。「機関誌上の表現」は昔のままで、訂正がされていなかったことをお詫びするとともに、今後「江戸連入会のご案内」は「入会ご希望の方は、江戸連ホームページよりお手続き下さい」に改める。関連して、定款第七条「正会員及びその他の会員については、特に条件を定めない。」を「正会員及びその他の会員については、別途これを定める。」に変更したい。

第五議案「議事録署名人の選出について」
 議事録署名人については、総会議長、代表理事、及び会計担当理事にお願いしたい。

平成30年度事業報告及び決算、並びに2019年度事業計画及び予算は総て総会にて賛成多数で承認されました。