江戸連講

1月「元祖山手七福神巡り」

日 時:1月4日(日)、13時00分~
集合場所:白金高輪駅改札口前(都営メトロ南北線、都営地下鉄三田線)
行 程:覚林寺:毘沙門天⇀瑞聖寺:布袋尊⇀妙円寺:福禄寿尊・寿老人尊
    ⇀大円寺:大黒天⇀蟠龍寺:弁財天⇀龍泉寺(目黒不動):恵比寿神
     (4.8キロ、約2時間半)
参加費:現地-会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom-会員500円、非会員1,000円

12月講年末恒例の江戸連「芸能尽くし」

日 時:12月7日(日)13:30~16:30
場 所:新宿歴史博物館およびオンライン(Zoom)配信
予 定:13:30~14:00 落語「宿屋の富」/花伝亭長太郎(大滝氏)
    14:05~14:35 「歌舞伎の名セリフ」/神山氏、荻原氏
    14:40~15:10 江戸語り「名残の夢」、紙芝居「曽根崎心中」/寿々方氏
    15:15~15:45 謡曲「隅田川(前半部分)」/一坂氏(地頭)、
             小川氏(シテ)、圓山氏(ワキ)、長谷田氏(ワキツレ)
    15:50~16:20 投扇興/仲下氏、(助手・川越氏)
会 費:会場参加 会員1,000円 非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円 非会員1,000円

11月「尾張屋坂江戸切絵図(雑司ヶ谷音羽絵図)で歩く史跡と坂」

日 時:11月15日(土)13時00分~
行 程:護国寺⇀富士見坂⇀音羽町・音羽通り⇀音羽川(暗渠)⇀ねずみ坂(別名:水見坂)
    ⇀八幡坂・田中八幡(現在は今宮神社)⇀鷺坂・関宿藩下屋敷後⇀目白坂(別名:不動坂)
    ⇀目白不動堂(廃寺)⇀江戸川公園(休憩)⇀神田上水と神田上水堰口跡⇀胸突坂(別名:
     水神坂)⇀関口芭蕉庵⇀新江戸川公園(細川家下屋敷跡)⇀幽霊坂⇀豊坂・豊川稲荷
    (大岡主膳正下屋敷)⇀小布施坂⇀日無坂(別名:東坂)⇀富士見坂⇀金乗院(目白不動)
    ⇀宿坂(別名:くらやみ坂・砂利場坂)⇀のぞき坂⇀鬼子母神(行程:約2時間半)
ガイド:松本崇男氏・圓山稔氏
参加費:現地-会員1,000円、非会員1,500円

10月講「飛脚は何を運んだのか」

日 時:10月18日(土)午後2時~4時
場 所:東京ウイメンズプラザ第二会議室&Zoom配信
講 師:巻島隆氏
講師紹介:1966年、東京生まれ。群馬大学大学院にて修士、高崎経済大学大学院にて博士。
     地方紙記者を経て、桐生市史編集委員会近世部会専門委員、伊勢崎市史編纂委
     専門委員会会員。物流博物館(港区)、伊勢崎市などで古文書講座講師を務め
     ている(古文書解読検定1級)。石川薫記念地域文化賞受賞、桐生市文化協会
     功労表彰。著書に「飛脚は何を運んだのかー江戸街道輸送網」(ちくま新書)ほか
参加費:現地-会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom-会員500円、非会員1,000円

9月講「江戸名所図会/百選」

日 時:9月14日(日)午後2時~4時
場 所:阿佐ヶ谷地区区民センター第5集会場&Zoom配信
講 師:神谷政明氏
参加費:現地-会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom-会員500円、非会員1,000円

 江戸の地誌「江戸名所図会/天保7年(1836)出版」は斎藤幸雄、幸孝、幸成の親子3代が30年かけて完成させた、絵入り(画:長谷川雪旦)の江戸案内書です。今回ご講演いただく講師・神谷政明氏はこの地誌に描かれた名所1,040ヶ所を数年掛けて全踏破し、その内の100ヶ所を厳選し「江戸名所図会100選」にまとめました。講演ではこれら各名所を絵図、浮世絵、そして現在の姿を通してご紹介いただきます。

7月講「NHK大河ドラマ(べらぼう)では放送されない浮世絵出版の裏話」

日 時:7月27日(日)午後12時半~2時(途中休憩なし)
     ★食事を早めに済ませ会場にお越し下さい(飲料水をお忘れなく)。
場 所:伊場仙ビル7階会議室
講 師:吉田誠男氏(新代表理事就任記念講演)
参加費:現地-会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom-会員500円、非会員1,000円

6月講「寛政の改革と黄表紙について」

日 時:6月21日(土)午後2時~4時
場 所:東京ウイメンズプラザ第二会議室&Zoom配信
講 師:神山直樹氏(江戸連会員)
参加費:現地-会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom-会員500円、非会員1,000円

 神山氏は古文書の講師にして黄表紙の研究家で、これまで2度にわたって
黄表紙について講演をお願いしました。今回は寛政の改革の中で最も厳しい
措置がとられた黄表紙「文武二道万石通(ぶんぶにどうまんごくとおし)」
(朋誠堂喜三二著)と「鸚鵡返文武二道(おうむがえしぶんぶのふたみち)」
(恋川春町著)について、その本の内容に触れながら、なぜ定信がかくも
怒ったのか等について、講演を頂きます。

5月講「蔦屋重三郎(蔦重)の足跡と𠮷原界隈散策」

日時:5月20日(火)13時 台東区民会館1階ロビー集合

行程:区民会館9階「べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館」見学
      入館料800円(20名以上の団体となった場合640円)
   ~正法寺(蔦重菩提寺)~山谷堀公園~見返り柳・衣紋坂~
   吉原大門~吉原域内~吉原神社~浄閑寺~回向院・延命寺
   (小塚原処刑場跡)~三ノ輪・南千住(16時頃解散))
   *歩行距離5~6キロ、約1万歩

案内:江原晴郎氏、圓山稔氏(江戸連会員)

その他:行程の詳細及び見学先の概要については、こちらを参照

現地参加費:会員1,000円、非会員1,500円
Zoom参加費:会員500円、非会員1,000円
  ※今回から街歩きのZoom参加についても、参加費を徴収いたします※

報告

 5月講は、NHK大河ドラマでおなじみの「べらぼう」で、まずは、「べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館」での見学からスタートした。主役の横浜流星さんのメッセージ映像から始まり蔦重の衣装、主要キャスター・スタッフの紹介があり、特に、江戸時代中期の吉原遊郭を体感できる施設でもあり、江戸の貴重な文化に触れることができ大変勉強になりました。次に、蔦重の足跡と吉原界隈の散策に出かけましたが、天気は5月なのに29度と暑くなり、ビルの日陰を利用しての散策となりました。
 経路は、台東区民会館→本龍寺(弾左衛の菩提寺)→正法寺(蔦重の菩提寺)→山谷堀公園経由→見返り柳→吉原大門→吉原耕書堂→吉原神社→吉原弁財天→三ノ輪浄閑寺の全行程4.5㎞、散策時間2時間40分、約1万歩の散策を落伍者も無く、無事に終了することができました。途中、今戸焼に遭遇し、江戸時代から明治時代を中心に江戸を代表する焼き物として、庶民に親しまれていたことに感銘をうけました。

以上     文責:川越 誠司郎



総会・4月講「江戸時代の評価~今なぜ江戸ブームなのか」

日 時:4月29日(祝・火)13:00~16:00
場 所:東京ウイメンズプラザ第二会議室A・BおよびZoom配信

    13:00~14:00 総 会「2024年度活動報告と決算、2025年度活動方針と予算、その他」

*総会欠席の場合:圓山代表理事へ委任状を送信して下さい*
参 考:総会における委任状の文面は「総会の議決につきましては、江戸連代表理事圓山稔氏に一任致します」となります。

    14:00~16:00 4月講「江戸時代の評価~今なぜ江戸ブームなのか」
        講 師:荒井孝昌 氏(江戸連会員)

講会費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円、非会員1,000円

報告

 4月講は、江戸連会員で元東京国際大学学長の荒井孝昌講師の「江戸時代の評価-今なぜ江戸ブームなのか-」で、参加者は現地29名、Zoom 10名でした。
 まず、今なぜ江戸ブームなのか私見としての講演ですと一言。①大政奉還(1867)から終戦(1945)まで78年。②終戦(1945)から現在(2025)まで80年。ほぼ同じ時間の中で①は10年に一度戦争をしており、②は平和。江戸時代は265年ほど平和が続き、明治期の人が江戸時代を見れば「何もしてくれなかったので今苦労している」と。ブームの背景として、太平洋戦争の敗戦による薩長中心の明治政府の終焉とベルリンの壁撤廃からソ連の崩壊に伴うマルクス主義の影響低下。更に江戸時代研究の進化(思想的な物とは関係なく江戸を考える)等。鎖国政策は貿易を幕府の統制下に置こうとしていた。生産力、人口増加の変遷を見ると、「今までの江戸時代は苦しい生活だと想像していたが、そうでもないのでは」という所が江戸ブームに繫がっているのではないか。私見ということでの考察でしたが、今の江戸ブームが腑に落ちた講演でした。

以上     文責:小嶋 光



3月講「お花見」

日 時:3月26日(水)12時開始
場 所:小金井公園「桜の園」(場所は地図をご参照ください)
地図
<アクセス>
 ・JR東小金井駅 北口を出てロータリの向こう側2番乗り場 CoCo巡回バス
         1時間に2本-9分、29分、49分 小金井公園入口迄約5分
         公園正面口から桜の園まで徒歩約10分
 ・JR武蔵小金井駅 中央改札口三鷹方面出口を出て北側、ロータリの向こう側
         2番又は3番乗り場、いずれの行き先バスも小金井公園に行く
         本数多数。小金井公園西口迄約10分。バス停から桜の園は目の前
共 催:俳句連
会 費:会員2,000円-年度末(3月末締め)一括払い、非会員2,500円-当日現金払い
その他:酒・肴の持ち込み大歓迎!

2月講「江戸の食について」

日 時:2月15日(土)午後2時~4時
場 所:東京ウイメンズプラザ第一会議室B&オンライン(Zoom)配信
講 師:原田信男氏  史学博士(明治大学)
    主な著者:「江戸の料理史」1989年(中公新書)サントリー学芸賞受賞・
         「歴史のなかの米と肉」1993(平凡社選書)小泉八雲賞受賞・
         「江戸の食生活」岩波書店2003のち現代文庫・
         「和食と日本文化 日本料理の社会史」小学館2005・
         「和食の歴史」思文閣出版2016など多数
会 費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円、非会員1,000円

報告

 2月講は、史学博士(明治大学)の原田信男氏の「江戸の食について」で、参加者は現地25名、Zoom 15名でした。
 江戸の食に関することを様々な観点から学ぶことができた。江戸時代に入って社会が安定し、各地で新田が開発され、利根川東遷によってさらに水田が増加した。また、利根川東遷によって川の物流が整い、全国航路が成立したことにより、米だけではなくさまざまな物産が江戸に入るようになった。江戸は、武家や職人などの単身の男性が多く住むことから、手軽に食事ができる店や屋台がたくさんあった。男性向けの遊廓ができれば、食事を提供する料理茶屋も発展した。社会の安定は文化の発展をもたらし、芝居小屋で弁当を出す料理屋や芝居の後に食事をする居酒屋も繁昌した。文化が発展すれば食が豊かになり、食が豊かになればそれに関する書物が出版され、よい循環となった。本草学や醤油などの発酵調味料の話にもなり、今までの講で学んだ色々なことが思い出された。活発な質疑応答がなされ、連衆の興味はつきないことを実感することができた。

以上     文責:山本 秀美



1月講「小石川七福神巡り」

日 に ち:2025年1月4日(土)
集合時間:13時(午後1時)
集合場所:地下鉄後楽園駅(丸ノ内線)改札口付近
行  程:福禄寿(東京ドーム内)-毘沙門天(源覚寺)-大黒天(福聚院)-布袋尊(真珠院)-
     寿老人(宗慶寺)-女弁天(小石川パークタワー内)-男弁天(宗慶寺)-恵比寿(深光寺)
      距離約4km、2時間半~3時間
参 加 費:会員1,000円、非会員1,500円
新 年 会:15時30分~17時30分 築地日本海茗荷谷店 地下鉄茗荷谷駅地下 03-3945-6381
     会費一人5,000円(当日現金払い) 限定22名

報告

 1月講は小石川七福神巡りで、晴天に恵まれた街歩きとなり、外部の方も含めて19名が参加されました。地下鉄後楽園に時間通り集合。圓山代表理事の新年の挨拶の後、案内役の圓山、松本氏の先導により出発。①最初は、東京ドームの敷地内に鎮座する福禄寿。昔は小石川後楽園に祭られていたがお正月には後楽園が閉園することから移されました。②こんにゃく閻魔として知られる源覚寺の毘沙門天。③福聚院の大黒天は幼稚園の園庭を横切った本堂に。通常幼稚園の門扉は閉じられています。④真珠院の布袋尊は小さな木彫として本堂手前のお堂に祭られていますが、本堂下の通路を抜けると裏手が墓地になっており身の丈2m余りの布袋尊の石像があります。⑤宗慶寺の寿老人は学問に縁の深い当寺に新たに祭られました。⑥マンションの敷地内と思われる小さな祠が極楽水の弁財天。白蛇の七福神唯一の女性の神様。⑦徳雲寺の弁財天はとぐろを巻いた蛇ですが顔は男顔。⑧深光寺の恵比寿は重さ3t、高さ165cmの大きさ。ここには今年も有名になるであろう滝沢馬琴の墓があります。①~⑧八ケ所巡りました。弁財天に男顔があるとは。現代のLGBTを先取りしているのか?昔のほうが自由だったのか?寄り道しつつ全行程約8000歩以上、2時間半、無事七福神巡りを終える事ができまた。
 今回も渡辺さんによるZoomライブ配信を実施し、数人の方が参加「以前の講の逆回りの様なので当時を思い出しながら楽しんでいました」等の感想を頂きました。

以上     文責:小嶋 光



2024年12月講「江戸の芸能を楽しむ」

日 時:12月15日(日)13:30~16:30
場 所:新宿歴史博物館およびオンライン(Zoom)配信
予 定:13:30~14:00 語りと紙芝居「戦後80年、二度と戦争しない!」
      第一部 語り 「遥かなるナボイ劇場」    
      第二部 紙芝居 「父のかお、母のかお」「なまたまご」
        演者:寿々方 江戸連会員、江戸がたり家元
    14:00~14:30 落語「佃祭り」
        演者:花伝亭長太楼師匠 江戸連会員
    14:30~16:00 投扇興
        幹事:仲下、川越 江戸連会員
    16:00~16:30 落語「芝濱」
        演者:花伝亭長太楼師匠 江戸連会員
会 費:会場参加 会員1,000円 非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円 非会員1,000円
忘年会:17:30~19:30
場 所:「丸信」おでんと魚菜  新宿区四谷3-3-3 電話:03-6273-0199
会 費:一人5,000円(当日、現金払い)

報告

12月講は恒例の「江戸の芸能づくし」で参加者は現地26名、Zoom 4名でした。江戸がたり家元寿々方さんの「戦後80年、二度と戦争しない!」を命題に、語り「遥かなるナボイ劇場」紙芝居「父のかお、母のかお」「なまたまご」の2題。ナボイ劇場は大戦後、抑留された日本兵がウズベキスタンのオペラハウスを建設する話で迫力ある語り。紙芝居には昭和100年を感じました。落語はご存じ花伝亭長太楼師匠の「佃祭り」「芝浜」の2題。枕は綾小路きみまろも斯くやのシルバーギャグに大盛り上がり。佃祭りは<情けは人の為ならず>を少し滑稽に。芝浜は<これを聞かなければ年を越せない>と言う人もいる熱演。演目の幕間には江戸連会員による投扇興のデモンストレーションと初心者向けの講習も行われ、投げた扇子が落ちた時の蝶・枕・扇子の形(銘)に参加者の歓声が絶えませんでした。

以上     文責:小嶋 光



2024年11月講「玉川上水の散策」

日 に ち:11月16日(土)
集合時間:13時25分(出発時間13時30分)
集合場所:JR吉祥寺駅中央改札口前
行  程:井の頭恩賜公園/神田川源流見学~玉川上水/万助橋~千川上水取水口・境橋まで
     (全行程約2時間)
参 加 費:会員1,000円、非会員1,500円

報告

11月講は、宮川都吉、水越てるみ両案内人の「玉川上水散策」で、参加者は現地19名でした。案内人は江戸連会員で両名供玉川上水には強い思いが有り、井の頭恩賜公園/神田川源流見学~玉川上水/万助橋~千川上水取水口~境橋までの行程の中で有意義な解説を傾聴しました。玉川上水は江戸時代・承応2年(1653)多摩川中上流域にある羽村の堰より四谷大木戸まで開削された、全長43km、標高差92mという緩勾配の上水道。開削された武蔵野台地は関東ローム層で覆われており、開削は容易で、水を含むと粘りが出て(粘土質)踏み固めれば水を通さず、激しい流水にも耐える強度と台地の自然勾配(西高東低、火山灰の供給源は富士山、箱根山)が送水に理想的。徳川家光の時代に参勤交代が始まり、急激な人口増が見込まれた時期で、神田上水では不十分なことが予想された。人口増加途上のタイムリーな時期に完成。人工河川である玉川上水は武蔵野台地の一番高いところ(尾根筋)を流れ、分水を利用して水不足の武蔵野台地を潤し、農地化を可能にした。玉川上水の散策は整備された遊歩道のおかげで楽しく歩けましたが、樹木剪定に手が回っていないため一部の遺構確認に手間取ったのは残念でした。

以上     文責:小嶋 光



2024年10月講「歌舞伎鑑賞」

日 時:10月5日(土)11時開演(昼の部)
場 所:歌舞伎座3階A席
演 目:平家女護島 俊寬     菊之助 他
    音菊曽我彩        右近 他
    権三と助十        獅童 他
会 費:会員・非会員共 6,000円

2024年9月講「吉原の光と闇について」

其角の謎めいた俳句「闇の夜は吉原ばかり月夜かな」が書かれた俳画を手に入れたということで、今回見せて頂けるとのことです。

日 時:9月22日(日)午後2時~4時
場 所:東京ウイメンズプラザ第1会議室B&オンライン(Zoom)配信
講 師:渡辺憲司氏(立教大学名誉教授・元自由学園最高学部学部長。遊里史研究の大家)
会 費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円、非会員1,000円

報告

9月講は、渡辺憲司講師の「吉原の光と闇について」で、参加者は現地27名、Zoom 9名でした。講師は立教大学名誉教授・元自由学園最高学部学部長で遊里史研究の大家。其角自筆?・破笠画「闇の夜はよしはらばかり月夜かな」(軸装)を講師は購入し、真贋はともかく句を聞句とみると初句で切れるか、二句目で切れるかで吉原は光の場か闇の場ととらえるかで分かれる。講師は実景として吉原たんぼの中で異様に光り輝く歓楽街を想像することが自然であろう(明暗両面を見なくてはならない)と説明。芭蕉の弟子の宝井其角(明?)と各務支考(暗?)を比べて江戸座(吉原、深川)・田舎蕉門(名古屋) 派手軽み粋・わびさび 明暗と見ることができるか。芭蕉と吉原につながる3人。宝井其角(俳諧師、芭蕉の一番弟子)、小川破笠(漆芸家、絵師、英一蝶に学んだ?俳諧師、芭蕉に学ぶ)、英一蝶(絵師、幇間【豪商、大大名も相手】としても活動、芭蕉や其角と交友関係、当時の芸術サロン的な人々【文化人や趣味人、後援者】とも交流)の3人の反骨精神には宗教的なものがあり、そこには日蓮宗があるのではないかと講師は考えているようでした。

以上     文責:小嶋 光



報告

8月講は、江戸連会員で川村学園女子大学名誉教授の荻原延元氏の「水の都・江戸の名橋」で、参加者は現地18名、Zoom 11名でした。
歌川広重の「名所江戸百景」や葛飾北斎の「富嶽三十六景」など、色々な浮世絵に描かれる印象的な江戸の水や橋にまつわる話をたっぷりと伺うことができた。隅田川の名橋として選ばれた10の橋には、関東大震災の復興事業で架け替えられた橋が多く含まれる。「名所江戸百景」は個人的にも大好きで、私が江戸川区に住んでいることもあり、隅田川の橋はとても身近に感じられた。「深川州崎十万坪」の大鷲が狙っている桶が早桶(棺桶)ではないかという説や、ゴッホの「アイリス」は「堀切の花菖蒲」から影響を受けたのではないかという話は大変興味深かった。また、三囲(みめぐり)神社の三越のライオン像と白髭橋近くの防災団地は実際に見に行ったことがあり、ブラタモリ「東京・目黒」の回で三田用水の跡が放映されたことも懐かしく思えた。

以上     文責:山本 秀美



報告

7月講は、江戸連会員で元東京国際大学学長の荒井孝昌氏の「江戸の悪所(吉原、品川、芝居)で遊ぶにはいくらかかるか」で、参加者は現地19名、Zoom 9名でした。
テーマに関連する簡単な歴史の話からはじまり、江戸時代に悪所(あくしょ)と呼ばれた遊里と芝居町で遊ぶには、お金がいくら位必要だったのか学ぶことができた。江戸時代のお金の仕組みはとても複雑で、現在の貨幣価値に換算するのは難しいが、1両を10~12万円で考えたとのこと。男性は吉原や品川などの遊里に、芝居好きの人達はひいきの役者を見に芝居町に、決して安くはないお金を遣いに、気合いを入れて行ったことだろう。庶民は、世知辛い世の中を生き抜くために楽しみや趣味を必要とし、悪所に通った。今の世の中も同じで、何か生き甲斐や推しがあれば、働くのも楽しくなるというものである。参考資料の浅草近辺の江戸切絵図、伊能忠敬日本図(中図)、シーボルトの日本図も個人的に大変興味深く、次回はぜひ地図に関する話を伺いたいと思った。

以上     文責:山本 秀美