2019年2月月例会の報告

2月19日、いつもの阿佐ヶ谷市民センター。
常連12名に加えて高野さんと林さんの紹介で石山さんが初参加されました。
石山さんは今も野球に汗を流されているそうで姿勢がよく投げ方もすぐに会得されました。
少し練習すれば常連を脅かす存在になりそうです。
高野さんは杉並区で地域ボランティア活動をされており、昨年1月投扇連の有志が高齢女性を相手に投扇興を指導した縁で1年ぶりに参加されました。1回戦でいきなり若紫16点、石山さんとの新人戦では明石17点を叩き出して勝利されたのには驚きました。
お二人とも「才能あり」、是非今後も参加していただき、このところややマンネリ気味の常連に活を入れてもらいたいと思います。
女性が参加されると男性軍が高得点を連発するという過去の統計があるのですが、今回は白石夫人、泉さん、高野さんが参加されたにも関わらず、男性軍のプレイは精彩に欠け、歓声の回数が少なかったのは残念でした。
その中にあって昨年の10月例会で坂本さんに5連覇を阻まれた後期高齢者1名が「打倒坂本」に燃えました。
優勝杯を受け取る姿に、「それくらい仕事に燃えれば財を成すのにな~」の声。その通りです。

さて、最後の写真をご覧下さい。これは江戸連の12月講の参加者を交えて行われた「投扇興を楽しむ会」で坂本さんが叩き出した真木柱=まきばしら(扇が枕にかかり、蝶は扇子にぶら下がる、30点)の写真です。
このクローズアップ写真は偶然にも今月例会の前に塩出さんのカメラに残っていたことがわかり入手したものです。
「現在江戸連が所有する道具では、蝶が台座から落ちずに引っかかる事は不可能と考えていました。蝶が落ちないように扇子が支えてくれたことはまさに奇跡です!!」とご本人も信じられないほどの技です。

      
白石さん 匂宮     白石さん 若紫    川越さん 若紫 16点 高野さん 若紫 16点
(におうのみや)12点 (わかむらさき)16点

      
仲下 明石(あかし) 仲下 早蕨(さわらび) 塩出さん 早蕨 11点 仲下 もうちょっとで
17点         11点                     浮舟 18点

      
石山さん 須磨 7点  高野さん 明石 17点 仲下 早蕨 11点   仲下 桐壺(きりつぼ)23点


坂本さん 真木柱(まきばしら) 30点

「江戸雑学」は荻原さんの《江戸の美意識

江戸の文様意匠 ②纏と半纏はんてん/江戸の華と粋です。
私が選定した江戸の美術《浮世絵・屏風絵・染織文様・漆芸・陶磁・仏像・歌舞伎・能狂言衣裳・祭礼・纏・家紋》から選んだ画像をゆっくり紐解きながら江戸文化の豊かさを様々な視点から十分に眺め話しました。
江戸前期は上方文化の影響が残りますが、後半期の江戸では武家文化と町人文化に新しい美意識が生まれて、意気、艶、渋み、軽み、粋、侠、華やぎが江戸文化創造のエネルギーの源になっていきます。
                               荻原延元
いくつかのスクリーン場面をご覧下さい。
 

 

 

懇親会は久しぶりの林さんと女性のお二方が参加され、うまい香港料理を肴に知的な話題(?)に花が咲きました。
                            (文責:仲下)