2017年4月月例会の報告

 4月10日、今年2回目の例会はいつもの阿佐ヶ谷市民センターの4階和室。参加者14名。前回あまりに盛り上がった反動か、あるいは女性のプレイヤーがいなかったせいか、どなたも鈍い出足。しかし、皆さん段々と調子を上げ、終盤に入り仲下に何と「蓬生」(よもぎう 35点)が出ました。
1年に一度出るか出ないかという難易度の高い技なのですが、前回齋藤さんがたたき出していますので、今年は早くも2回出たことになります。

優勝  仲下
準優勝 齋藤さん

高得点の技すべてをご覧下さい。
珍しい佐藤さんの匂宮(におうのみ)や、高得点ではありませんが、坂本さんの「無念技」にも注目!

佐藤さんの匂宮    坂本さんの鈴虫・朝顔の合わせ技    清水さんの澪標
佐藤さん 11点 匂宮        坂本さん 7点 鈴虫・朝顔の    清水さん 11点 澪標(みおつくし)
(におうのみや)         合わせ技(このところ不調が
(出そうで出ない珍しい技)    続く坂本さんの無念さが                    
                 こんな蝶の姿に?)

仲下さんの早蕨1      圓山さんの早蕨      圓山さんの澪標
仲下 10点 早蕨(さわらび)  圓山さん 10点 早蕨         圓山さん 12点 澪標

齋藤さんの早蕨1   林さんの澪標   仲下さんの蓬生   林さんの早蕨
齋藤さん 10点 早蕨    林さん 12点 澪標    仲下 35点 蓬生(よもぎう) 林さん 10点 早蕨
                       
清水さんの東屋     齋藤さんの早蕨2     坂本さんの早蕨
清水さん 13点 東屋(あずまや) 齋藤さん 10点 早蕨        坂本さん 10点 早蕨    

仲下さんの早蕨2  坂本さんの早蕨2   仲下さんの若紫  優勝の仲下さん
仲下 10点 早蕨     坂本さん 10点 早蕨    仲下 14点 若紫      優勝の仲下と圓山さん
                        (わかむらさき)

 続いて圓山さんの江戸雑学講座 「江戸時代の”春画”は”笑い絵”である」
浮世絵・春画の歴史や絵師と作品、値段の相場などの概説に続き、得意の古文書の解読術で代表的な春画の詞書(ことばがき)を読み解き、春画は「笑い絵」という圓山さんの結論。なるほど、目からうろこでした。

講座風景1     講座風景2
圓山さんの江戸雑学講座 「江戸時代の”春画”は”笑い絵”である~春画を読み解く~」

 その後は新福來へ。白石さんが合流して美味しい中華料理とお酒に舌鼓を打ちながら多彩なテーマで情報・意見交換。ところが途中で姿を現したオーナーから6月末で閉店すると挨拶、一同びっくり。
「27年間日本で商売させていただいた。台湾にいる90歳の母親が認知症になったので、帰国して面倒をみなければならない。それを機会にいったん店じまいすることにした。皆さんありがとう!」ということでした。
投扇興の後のここでの中華料理は楽しみだっただけに名残惜しいですが、まだ54歳ということなので、また日本に来て開店して欲しいと激励しました。(文責:仲下)

最後の記念撮影
新福來のオーナーと最後の記念撮影