11月24日、今年5回目の例会はいつもの阿佐ヶ谷市民センターの4階和室。参加者9名。
今回は「新投法」を採用して2度目のプレイ。皆さん「新投法」に大分慣れてきました。
圧巻は清水さんが圓山さんを相手に2回戦で出したウルトラC。下の写真をとくと見て下さい。
蝶が扇子の要に首を突っ込むという超蓬生(よもぎう)で40点(36点+4点)、続いて台の向こう側で蝶が扇子の上に乗った超浮舟 35点(31点+4点)の連続技。最初の蓬生では何が起こったのかよく分からず平静だった清水さんが次の浮舟が出ると歓喜の笑いが止まりませんでした。
この二つの技だけで75点。残る8回の得点がマイナス1(?!)、それでも合計74点です。
坂本さんが7月に出した73点を破る大会新記録でした。もし、この残る8回で10点以上が出ていたらどうなったか?
当分誰も手の届かない大記録になったでしょう。
坂本さんが敗者復活戦で叩き出した澪標(12点 みおつくし)と桐壺(23点 きりつぼ)含む合計50点は普段の例会なら最高点なのですが、清水さんの新記録の陰に隠れてしまいました。
19点の坂本さんを25点で破った仲下も優勝杯をもらうのがちょっと恥ずかしかったです。はい。
清水さん 40点(蓬生36点 + 4点)蝶が扇子の要に首を突っ込んでいるのに注目!
清水さん 35点(浮舟 31点+4点)台の向こう側で蝶が扇子の上に乗っている姿に注目!
坂本さん 12点 澪標 みおつくし 坂本さん 23点 桐壺 きりつぼ
練習風景 仲下 11点 早蕨 さわらび 塩出さん 16点 明石
荻原さん 11点 早蕨 塩出さん 11点 早蕨 仲下 11点 早蕨
続いて江戸雑学は清水さんの「ソ連解体四半世紀を経た中央ユーラシア-(旧ソ連)中央アジアを中心にー」
「ソ連崩壊に伴い独立した中央アジア諸国(ウズベキスタン、キルギス、カザフスタン、トルクメニスタン、タジキスタン)と4半世紀関わってきたなかでのエピソードをお話しました。独立国家の民族意識を形成する課題の事例としてキルギスをとりあげ、世界最長ともいえる英雄叙事詩「マナース」の称揚、その語り部の社会における独特な役割などに光をあてました。 清水 学 」
私事ながら、私(仲下)はウズベキスタンとタジキスタンのビジネスマンと関係を持っています。彼らの祖国をこれほど深く研究している方が江戸連・投扇連におられることに驚きました。講演の内容をほとんど知らなかったこともショックでした。
これを機会に中央アジアのことをもっと知りたいと思います。ありがとうございました。
懇親会参加者一同はすっかり暗くなった道を新福來の後に出来た居酒屋へ。
2階に案内されるとかつての大きな部屋が4ツのコーナーに仕切られており、その1コーナーに座りきれず、幸い空いていた隣のコーナーの一部を借りて全員が何とか着席。時間制限の「飲み放題」を注文したこともあり、時間が気になってとにかく忙しい。
出てくる料理は可もなし不可もなし、後で気がついたら、どんな料理も看板料理の餃子と同じような味付け。
かつて新福來のゆったりした大きな部屋で次々に出てくる美味しい台湾料理をつつきながら誰に気兼ねすることなく大いに語り、大いに笑った至福の時がなつかしい。
安く、美味しく、ゆったり食事が出来る新福來のような店は賃貸料の高い阿佐ヶ谷界隈では今やないのでは?
いや!ここで諦めないのが投扇興魂 、来年は常連の皆さんが長年培ってきた「うまい店」を探し当てる触覚・嗅覚にものを言わせて第2の投扇興ならぬ「桃源郷」を見つけるぞ~ (文責: 仲下)