投扇興とは

投扇興(とうせんきょう)とは、桐箱の台に立つ「蝶」に向かって扇を投げ、その扇・蝶・台によって作られる形を採点、源氏物語にちなんだ名前をつけて、その得点を競う遊びです。
江戸の中期に京都で起こり、江戸幕末まで庶民の間で愛されました。
投扇興

形と得点
全部で46種類の形がありますが、その一部を紹介します。

花散里(はなちるさと)  早蕨(さわらび)
花散里 (はなちるさと)   早蕨(さわらび)
2点 一番頻繁に出る形  10点 時々出る形

桐壺(きりつぼ)  浮舟(うきふね)
桐壺(きりつぼ)       浮舟(うきふね)
20点 中々出ない形    30点 かなり難度の高い形

出典(写真): ウィキペディア