8月講「江戸と江戸以前ー古地図から見えてくるもの」

日 時:8月28日(土)午後2時~4時
場 所:阿佐ヶ谷区民センター第1集会室&オンライン(Zoom)配信
講 師:芳賀啓 氏 1949年仙台市生まれ。元柏書房代表取締役社長。東京経済大学客員教授
          現之潮主宰。早稲田大学エクステンションセンター講師
    主な著書:「地図・場所・記憶」2010年けやき出版
         「江戸の崖 東京の崖」2012年講談社
         「古地図で読み解く江戸東京地形の謎」2013年二見書房 他
会 費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円、非会員1,000円

*会費は9月にまとめてお支払いください。

7月講「日本の伝統文様ー江戸時代の衣装・装束・家紋・商標などの意味を知る」

日 時:7月24日(土)午後2時~4時
場 所:阿佐ヶ谷区民センター第4集会室&オンライン(Zoom)配信
講 師:荻原延元 氏(江戸連会員、日本画家、川村学園女子大学名誉教授)
会 費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円、非会員1,000円

*会費は9月にまとめてお支払いください。

報告

7月講は、会員の荻原延元講師の「日本の伝統文様」で、約1年ぶりの講演となりました。現地とZoomでの参加者は、31名と多くの方が参加されました。
江戸時代の浮世絵の始祖・菱川師宣の「見返り美人」、京の人気絵師、西川祐信の「柱時計美人図」は、うっとりするものがあります。
縞と格子については、縞柄、小紋柄、格子柄が特に人気があったようです。
また、家紋は平安時代から使用され、江戸時代では大名・旗本が多く使用していた。あの有名な毛利元就の三本の矢(長門三ツ星)は、毛利家の団結を呼びかけたものです。纏(まとい)の服装デザインは柄が多様あり、定火消し、大名火消しと並び、大岡越前守の「いろは四十八組」の町火消纏は、目を見張るものがあります。
当初は、江戸の定火消しや奴(やっこ)が好んで着た「かまわぬ文様」は、役者も好む絵柄となり、縦縞(〇〇縞)の多様な柄が流行し、中には、手が込んだものもある。
あと、「辻が花の模様染め」・「慶長小袖」・「寛文小袖」・「元禄友禅染め」は、時代の特徴を生かした出来となっています。
特に、加賀の宮崎友禅斎の手書きによる染色技術は、素晴らしかったです。

以上     文責:川越 誠司郎



6月講「文化人井伊直弼と埋木舎(うもれぎや)」

日 時:6月19日(土)午後2時~4時
場 所:阿佐ヶ谷区民センター第6集会室&オンライン(Zoom)配信
講 師:大久保治男 氏(彦根派藩筆頭家老大久保氏子孫)
       駒澤大学名誉教授、武蔵野学院大学名誉学長、日本法制史専門
会 費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円、非会員1,000円

報告

6月講は、大久保治男講師の「文化人 井伊直弼と埋木舎(うもれぎや)」で、大久保家は、徳川家康の祖父の代より旗本、藤原氏一門後裔。井伊直弼の時代は、藩の重役として活躍した。
直弼は、彦根藩35万石の藩主で、徳川幕府の大老でもあったが、父・直中の14男坊として生まれ、17歳から32歳までの15年間は、藩の「北の屋敷」で生活することとなった。
ここを「埋木舎(うもれぎや)」と名づけた。ここで茶道・歌道・謡曲等文化人としての修行をした。直弼は、後世、「茶・歌・ポン」というあだ名がつけられたと言われている。
特に歌道では、埋木舎においての「和歌」は、熱心に取り組んだ様子がうかがえます。他にも国学・蘭学・書・画・湖東焼・楽焼・禅・仏教も修練を積んだ。武人のため、弓・馬・剣道・居合術・柔術・兵法等にも練達し、文武両道を極めた。また、茶道において、一期一会や余情残心の考え方はすばらしいと思います。武家社会で「保剣」という言葉があり、刀を抜いたら負けとは驚きました。
大久保家では、講師の曾祖父(小膳)が直弼の茶道の高弟(宗保)として従事し、明治4年以来、埋木舎を贈与され代々で保存している。

以上     文責:川越 誠司郎



5月講「信州が生んだ気骨ある儒学者・経世家”太宰春台”について」

日 時:5月22日(土)午後2時~4時
場 所:オンライン(Zoom)配信のみ
講 師:清水学 氏(江戸連会員)経済学者
     アジア経済研究所総合研究部長、一橋大学経済研究科教授ほか、多数の大学を歴任
     主な著作(編集)「中央アジア―市場化の現段階と課題―」「中東政治経済論」他
会 費:会員500円、非会員1,000円

報告

5月講は、会員の清水学講師の「信州が生んだ気骨ある儒学者 経世家・太宰春台」で、春台は、長野県・飯田市の飯田藩士の子として生まれ、15歳で但馬出石藩の小姓頭となり、17歳で朱子学者の中野撝謙の私塾に入門した。21歳で致仕(官職を辞して隠居すること)したので、藩主が怒り10年間の禁固を命じた。その間、どこにも仕官できなくなり、不退転の意思で勉学に励む。32歳で禁固の刑が解け、あの有名な荻生徂徠に入門し、詩文から儒学・古文辞学へ転向した。印象的だったのは、師の荻生徂徠に対し「言いにくいことを言う唯一の弟子」としての気質だった。
中国語・音楽・医学他、極めて広範囲な分野に関心を持ち、野心家でもあった。
日本で初めて「經濟」の語を書名とする『経済録』を著す。
その後、私塾紫芝園を開設し、本格的な研究・執筆・教育に従事した。
又、会読(セミナー)の運営の理念は、個性と平等を尊重した自由闊達なもので学ぶ点が多い。一連の名著を出版し影響力が徐々に広がるも、68歳の生涯を閉じた。

以上     文責:川越 誠司郎



総会および4月講「江戸幕府による大名の格付け」

日 時:4月17日(土)
    13:30~14:30 総会
    15:00~17:00 4月講「江戸幕府による大名の格付け」

場 所:東京ウイメンズプラザ第ニ会議室&オンライン(Zoom)配信

総会議題:2020年度活動報告および予算、2021年度活動計画及び予算、その他

4月講講師:安藤優一郎 氏
      歴史家。日本近世政治史・経済史専攻。文学博士(早稲田大学)
      著書「お殿様の定年後」(日経プレミアムシリーズ)、「渋沢栄一と勝海舟」(朝日出版)
      その他、江戸に関する著書多数
      江戸連での過去の講演 2013年7月講「知られざる幕末維新の先覚者山本覚馬」

会 費:会場参加-会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom参加-会員500円、非会員1,000円

報告

江戸幕府は、大名を格付けすることで大名をコントロールし、幕藩体制を維持することを図った。
格付けのベースは、石高と家柄(親藩・譜代・外様)によるものである。石高には、表高と実高があり、格は表高により、将軍から朱印状が発行された。家柄の内、最も重要視されたのが、譜代である。その中でも、江戸時代以降に取り立てられた譜代大名が最重要視された。親藩は、政治の場からは遠ざけられ、敬して実権は持たせられなかった。
具体的に見える形としては、登城の人数制限、殿席や礼席の場所、礼服の違い、将軍からかけられる言葉の違い、などがあった。また、庶民にもわかる形として、江戸藩邸の造りや参勤交代の大名行列の様式などが定められていた。
以上のことが、レジメにしたがって、具体的に詳しく解説がなされました。

以上   文責:白石 徹