7月講「江戸時代の花形輸出品は金・銀・銅であった」

江戸時代、武家社会が最も必要としていた輸入品は何といっても絹や絹製品。その支払いの為、日本から大量の金属資源(金・銀・銅)が輸出されました。そのうちあまり知られていない銅輸出に焦点を当て、日本銅の華麗な変身を紹介します。

日 時:7月27日(土) 午後3時~5時
場 所:阿佐谷地域区民センター 第6集会室
    杉並区阿佐谷南1-47-17 地図
講 師:関昭雄氏
    パンアメリカン(航空会社)のドイツ駐在、ドイツ化学会社を経て、BMWジャパンを
    定年退職。その後、50年近い古銭収集の趣味を生かしてジャパンコインキャビネット
    (西洋古銭の売買)を設立。世界中を飛び回って活躍。
会 費:会員1,000円、非会員1,500円
懇親会:場所未定

6月講「日本最大の中世の城郭『小田原城』から最大の近世城郭『江戸城』へ」

日 時:6月22日(土) 午後3時~5時
場 所:日本橋伊場仙ビル7階 会議室
講 師:田代道彌氏
    小田原の城と緑を考える会の会長。元神奈川県自然保全審議会委員
    近世城郭研究の第一人者
    著書「小田原城の古絵図集」「日本城郭体系神奈川県」他
会 費:会員1,000円、非会員1,500円
懇親会:中華料理「龍府」
    飲み放題つき会費3,500円

2019年4月月例会の報告

4月5日、いつもの阿佐ヶ谷市民センターに常連9名に加えて小川さん、香田さん、石山さんが参加されました。
遅刻者が出たため(申し訳ありません。私でした) 、「江戸雑学」を先行、圓山さんに《江戸の投扇興》(後述)を語っていただきました。
そしてプレイ開始。
投扇興の魅力は何が起こるか分からないこと、今回も想定外の展開が待っていました。
1回戦で仲下、2回戦では坂本さん、準決勝では圓山さんをなぎ倒し、決勝戦に進んだのは今回3度目の小川さん。
発足当初から8年間修業を積んできた常連3人が総崩れとなりそうな形勢の中で、林さんが常連の名誉にかけて決勝に進みました。
林さんは上気した顔面に緊張感が漂います。一方の小川さんは、尻上がりに調子を上げて顔は紅潮、堂々の投げっぷり。両者とも力み過ぎたか高得点は出ず、小技の応酬で最後まで気の抜けない展開でしたが、小川さんが9回目、10回目で空振り。終わって見れば、22対16で林さんの辛勝、かろうじて常連の面目を施しました。

今回も珍しい技が出ました。
白石さんの若紫16点:扇子が台に寄りかかり、蝶は扇子から離れて立っているのが通常の若紫なのですが、これは蝶が扇子を背負い込んで台に寄りかかっています(分かりにくいので持参した白いシートをバックに撮り直した写真と合わせてご覧下さい)。林さんの空蝉20点:蝶が台の端にぶら下がっておれば横笛40という惜しい技です。

余った時間に1回戦で敗れた清水さん、塩出さん、仲下、川越さん、石山さん、三田さんが番外戦。緊張がとけたのか皆さんのびのび。
1回戦では扇子は蝶に当たるものの今一つコツが掴めなかった石山さんが、東屋14点を出して初の高得点。姿勢がよく投げが安定しているのでこれからが楽しみです。三田さんも若紫16点を叩き出しました。
圧巻だったのは、塩出さん。何と早蕨を1ゲームに4回叩き出したではありませんか。新記録です。

  

   
白石さん 若紫スペシャル 16点

   
林さん 空蝉(うつせみ)スペシャル 20点

江戸雑学 《江戸の投扇興》について

投扇興に関する史料を読み解き、その特徴や銘名法と点数表について解説した。
①投扇興に関する一番古い文献は、安永2年(1773)の「投扇興図式」(投楽散人其扇が”投扇興の由来”を序で記載)で、投扇興は古くから中国の遊びである「投壺」を参考に、女子供も参加できる遊びとして工夫され流行りだした。
②その後も文化・文政期にも投扇興は流行るが、江戸庶民はこれを「賭け事」にしたため、公儀より禁止された。
③投扇興に関する史料のうち、全文画像公開している早大図書館所蔵の「投扇興図式」「投扇式」及び「源氏五十四状点式図投扇興」の3文献を解読したが、3文献は銘名と点数の原典が異なり、それぞれ「百人一首」「古典全般」「源氏物語」を基にしている。投扇興の作法や蝶を乗せる台と投席との距離、投げ方なども記載されており、「投扇連」にとって参考になる(圓山謡拙)。  
                           文責: 仲下

2019年度総会

開催日時:2019年4月27日(土)午後2時~3時
会場:日本橋伊場仙ビル7階 会議室
会員総数:89名(当日出席会員 27名、委任状 59名、欠席 3名)

第一議案 「平成30年度の事業報告と決算について」

1.事業報告

(1)平成14年度にNPO法人江戸連がスタートしてから16年目を迎えた。「江戸を遊び 江戸を学び 江戸の良さを今に活かす」という活動も着実に定着してきている。発足後数年は10数人だった会員も、平成17年度(江戸連機関誌1号発刊時)には24人、平成22年度には45人、そして現在は90人程に増加してきている。
毎月の講の参加者総数も、平成19年度には240人だったものが、30年度には450人ほどになっている(平成30年度の講の実績参照)。

(2)講の内容は、講演が8回(うち会員講師1回、外部講師7回)、江戸文化の鑑賞等が2回、江戸歩き等が2回であった。江戸歩きが減少したこと、及び毎年の恒例であったバス旅行ができなかったのは残念である。

(3)講の実施にあたっては、会員講師は無論のこと、江戸歩きのガイドや、江戸文化・芸能の演者としてまた外部講師の紹介など会員諸氏のご尽力に負うところが大であった、深く感謝する。

(4)江戸連の「連内連」の活動も活況を呈している。蕎麦連(石綿道場主&白石幹事長)、投扇連(仲下会長&塩出幹事長)そして歌声連(村岡会長)は、江戸連会員の増加に伴い、ややもすると会員間の交流が希薄になりがちな所をよく補ってくれている。  

(5)今年度も江戸連機関誌14号が発刊できた。たくさんの会員が原稿を寄せ、また表紙・挿絵を画く人、校正に目を光らせる人、配布作業を手助け下さる人、そして機関誌販売に協力して下さる会員がいるからこそ、これまで機関誌が継続できたものと考えている。これまで機関誌編集を一手に引き受けてくれていた長谷田・佐原両理事の名コンビは、今号をもって機関誌編集から手を引くことになった。これまでのご尽力に深く感謝する一方、機関誌をどう継続していくかという問題は、江戸連にとっての大きな課題といえそうだ。

(6)江戸連機関誌についてはこれまで品川宿交流館の新実事務所で管理をお願いしていたが、品川宿交流館での機関誌販売と峻別し、在庫管理を強化する必要もあって、これまでの品川宿交流館での販売方式を精算方式から事前買取方式に変更しかつ、在庫を品川宿交流館から引き上げ、三宮さんの事務所に移管し管理をお願いしている。14号までの在庫は散りも積もって約1300冊強(うち100冊を超えるのが3・5・7・11・12・13号)になっている。

(7)江戸連のホームページなどを通じて機関誌の購入依頼が結構多くなり、ありがたいことだと思っている。また投扇興や俳句を地元老人会などで指導して欲しいなどの要望も寄せられ、投扇連などの有志に対応して頂き、大変に喜んで頂いたと聞いている。江戸連としての組織的対応は困難だが、様々なノウハウを持った江戸連メンバーであれば地域の要請に対し、いろいろな社会貢献ができるかと思っている。

2.決算(別紙1参照)

第二議案「2019年度の事業計画と予算について」

1.事業計画

(1)講の企画
 2019年度についても、「江戸歩き」「江戸学び」「江戸遊び」の三つのテーマに沿った魅力的な講を企画していきたい。

4月講(27日)大場秀章氏「植物にみる江戸らしさ」
5月講(25日)亀川泰照氏「江戸の刑罰におけるお仕置場の役割~鈴ヶ森と小塚原」
6月講(22日)田代道彌氏「戦国最大級の城『小田原城』の魅力」
7月講(27日)関昭雄氏「長崎から輸出された銅はコインになっていた」
8月講(31日)高尾善希氏「江戸の忍者(仮称)」
9月以降の講は未定であるが、会員の希望、推薦講師なども聴取しながら企画していきたい。

(2)機関誌15号の発刊について
 機関誌は江戸連が誇りうる活動の一つであり、2019年度も機関誌15号を発刊したい。ただ、これまで機関誌発刊を担当してくれていた長谷田・佐原両理事が都合により手を引くことになったため、新しい編集体制で臨まなければならなくなった。編集に名乗りをあげてくれた山本理事を中心に、役員及び編集助っ人の集団体制でなんとか難局を乗り越えたいと思っている。機関誌編集をやってみたいと思う方は、積極的に機関誌作りに参加して欲しい。機関誌15号については従来の通り、会員は最低5冊できれば10冊を、役員は最低15冊できれば30冊の購入をお願いする。

(3)在庫機関誌について
 在庫機関誌については別添の通り、合計1300冊を超えている。これらについては適正在庫(50冊)以上のものは無料配布(会員優先)などの措置を行いたい。

2.予算(別紙2参照)

第三議案「役員の改正について」

 2019年度は役員改正の時期になっている。理事の松本氏から「坂学会の会長に就任することとなったため、江戸連理事を辞退したい」、また監事の林氏から「体力的に継続困難」との申し出があり、これを了承することとしたい。そして林氏の後任には、三田義之氏にお願いしたい。三田氏からもその旨了解を頂いている。他の理事については、一部担当の変更はあるものの再任としたい。役員の高齢化が進んでおり、若い人(相対的に)が役員に名乗りをあげてくれることを期待する。

第四議案「江戸連入会の条件と手続き及びこれに関連した定款の一部変更について」

 江戸連入会の案内が「機関誌上の表現」(①江戸に興味があり、②入会金等を振り込めば、会員になれる。)と「ホームページ上の表現」(①江戸連の考えを理解し、②かつ電子メールが利用できる人で、③江戸連にメールをし、江戸連から入会承認を得た後に入会金等を振り込めば、会員になれる。)が異なっていたため、入会希望者等にご迷惑を掛けてしまった。「機関誌上の表現」は昔のままで、訂正がされていなかったことをお詫びするとともに、今後「江戸連入会のご案内」は「入会ご希望の方は、江戸連ホームページよりお手続き下さい」に改める。関連して、定款第七条「正会員及びその他の会員については、特に条件を定めない。」を「正会員及びその他の会員については、別途これを定める。」に変更したい。

第五議案「議事録署名人の選出について」
 議事録署名人については、総会議長、代表理事、及び会計担当理事にお願いしたい。

平成30年度事業報告及び決算、並びに2019年度事業計画及び予算は総て総会にて賛成多数で承認されました。

5月講「江戸の刑罰におけるお仕置き場の役割-鈴ヶ森と小塚原の空間と機能-」

日 時:5月25日(土) 午後3時~5時
場 所:セシオン杉並 第6・7集会室
    杉並区梅里1-22-32 地図
講 師:亀川泰照氏(荒川区立荒川ふるさと文化館 上級主任学芸員)
会 費:会員1,000円、非会員1,500円
懇親会:中華料理「華龍」 飲み放題つき会費3,500円
    高円寺南1-6-11