日 に ち:11月16日(土)
集合時間:13時25分(出発時間13時30分)
集合場所:JR吉祥寺駅中央改札口前
行 程:井の頭恩賜公園/神田川源流見学~玉川上水/万助橋~千川上水取水口・境橋まで
(全行程約2時間)
参 加 費:会員1,000円、非会員1,500円
※参加費は来年3月末にまとめてお支払いください
(非会員は事前支払い、ただし関係会員との合算可)
お知らせ
2024.10.08 11月講「玉川上水の散策」2024.08.08 10月講「歌舞伎鑑賞」
2024.08.19 9月講「吉原の光と闇について」
2024.07.17 8月講「水の都・江戸の名橋」-墨田川の橋、日本橋、水道橋、他-
2024.06.30 7月講「江戸の悪所(吉原、品川、芝居など)で遊ぶにはいくらかかるか」
10月講「歌舞伎鑑賞」
9月講「吉原の光と闇について」
其角の謎めいた俳句「闇の夜は吉原ばかり月夜かな」が書かれた俳画を手に入れたということで、今回見せて頂けるとのことです。
日 時:9月22日(日)午後2時~4時
場 所:東京ウイメンズプラザ第1会議室B&オンライン(Zoom)配信
講 師:渡辺憲司氏(立教大学名誉教授・元自由学園最高学部学部長。遊里史研究の大家)
会 費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
Zoom参加 会員500円、非会員1,000円
報告
9月講は、渡辺憲司講師の「吉原の光と闇について」で、参加者は現地27名、Zoom 9名でした。講師は立教大学名誉教授・元自由学園最高学部学部長で遊里史研究の大家。其角自筆?・破笠画「闇の夜はよしはらばかり月夜かな」(軸装)を講師は購入し、真贋はともかく句を聞句とみると初句で切れるか、二句目で切れるかで吉原は光の場か闇の場ととらえるかで分かれる。講師は実景として吉原たんぼの中で異様に光り輝く歓楽街を想像することが自然であろう(明暗両面を見なくてはならない)と説明。芭蕉の弟子の宝井其角(明?)と各務支考(暗?)を比べて江戸座(吉原、深川)・田舎蕉門(名古屋) 派手軽み粋・わびさび 明暗と見ることができるか。芭蕉と吉原につながる3人。宝井其角(俳諧師、芭蕉の一番弟子)、小川破笠(漆芸家、絵師、英一蝶に学んだ?俳諧師、芭蕉に学ぶ)、英一蝶(絵師、幇間【豪商、大大名も相手】としても活動、芭蕉や其角と交友関係、当時の芸術サロン的な人々【文化人や趣味人、後援者】とも交流)の3人の反骨精神には宗教的なものがあり、そこには日蓮宗があるのではないかと講師は考えているようでした。
以上 文責:小嶋 光
8月講「水の都・江戸の名橋」-墨田川の橋、日本橋、水道橋、他-
日 時:8月17日(土)午後2時~4時
場 所:東京ウイメンズプラザ&オンライン(Zoom)配信
講 師:荻原延元(江戸連会員・日本画家・川村学園女子大学名誉教授)
会 費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
Zoom参加 会員500円、非会員1,000円
報告
8月講は、江戸連会員で川村学園女子大学名誉教授の荻原延元氏の「水の都・江戸の名橋」で、参加者は現地18名、Zoom 11名でした。
歌川広重の「名所江戸百景」や葛飾北斎の「富嶽三十六景」など、色々な浮世絵に描かれる印象的な江戸の水や橋にまつわる話をたっぷりと伺うことができた。隅田川の名橋として選ばれた10の橋には、関東大震災の復興事業で架け替えられた橋が多く含まれる。「名所江戸百景」は個人的にも大好きで、私が江戸川区に住んでいることもあり、隅田川の橋はとても身近に感じられた。「深川州崎十万坪」の大鷲が狙っている桶が早桶(棺桶)ではないかという説や、ゴッホの「アイリス」は「堀切の花菖蒲」から影響を受けたのではないかという話は大変興味深かった。また、三囲(みめぐり)神社の三越のライオン像と白髭橋近くの防災団地は実際に見に行ったことがあり、ブラタモリ「東京・目黒」の回で三田用水の跡が放映されたことも懐かしく思えた。
以上 文責:山本 秀美
7月講「江戸の悪所(吉原、品川、芝居など)で遊ぶにはいくらかかるか」
日 時:7月15日(月・祝)午後2時~4時
場 所:東京ウイメンズプラザ第一会議室B&オンライン(Zoom)配信
講 師:荒井孝昌氏(江戸連会員。元東京国際大学学長)
会 費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
Zoom参加 会員500円、非会員1,000円
報告
7月講は、江戸連会員で元東京国際大学学長の荒井孝昌氏の「江戸の悪所(吉原、品川、芝居)で遊ぶにはいくらかかるか」で、参加者は現地19名、Zoom 9名でした。
テーマに関連する簡単な歴史の話からはじまり、江戸時代に悪所(あくしょ)と呼ばれた遊里と芝居町で遊ぶには、お金がいくら位必要だったのか学ぶことができた。江戸時代のお金の仕組みはとても複雑で、現在の貨幣価値に換算するのは難しいが、1両を10~12万円で考えたとのこと。男性は吉原や品川などの遊里に、芝居好きの人達はひいきの役者を見に芝居町に、決して安くはないお金を遣いに、気合いを入れて行ったことだろう。庶民は、世知辛い世の中を生き抜くために楽しみや趣味を必要とし、悪所に通った。今の世の中も同じで、何か生き甲斐や推しがあれば、働くのも楽しくなるというものである。参考資料の浅草近辺の江戸切絵図、伊能忠敬日本図(中図)、シーボルトの日本図も個人的に大変興味深く、次回はぜひ地図に関する話を伺いたいと思った。
以上 文責:山本 秀美