日 時:2月15日(土)午後2時~4時
場 所:東京ウイメンズプラザ第一会議室B&オンライン(Zoom)配信
講 師:原田信男氏 史学博士(明治大学)
主な著者:「江戸の料理史」1989年(中公新書)サントリー学芸賞受賞・
「歴史のなかの米と肉」1993(平凡社選書)小泉八雲賞受賞・
「江戸の食生活」岩波書店2003のち現代文庫・
「和食と日本文化 日本料理の社会史」小学館2005・
「和食の歴史」思文閣出版2016など多数
会 費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
Zoom参加 会員500円、非会員1,000円
※会費は3月末にまとめてお支払いください
(非会員は事前支払い、ただし関係会員との合算可)
お知らせ
2025.01.07 2月講「江戸の食について」2024.12.16 1月講「小石川七福神巡り」
2024.11.17 12月講「江戸の芸能を楽しむ」
2024.10.08 11月講「玉川上水の散策」
2024.08.08 10月講「歌舞伎鑑賞」
1月講「小石川七福神巡り」
日 に ち:2025年1月4日(土)
集合時間:13時(午後1時)
集合場所:地下鉄後楽園駅(丸ノ内線)改札口付近
行 程:福禄寿(東京ドーム内)-毘沙門天(源覚寺)-大黒天(福聚院)-布袋尊(真珠院)-
寿老人(宗慶寺)-女弁天(小石川パークタワー内)-男弁天(宗慶寺)-恵比寿(深光寺)
距離約4km、2時間半~3時間
参 加 費:会員1,000円、非会員1,500円
新 年 会:15時30分~17時30分 築地日本海茗荷谷店 地下鉄茗荷谷駅地下 03-3945-6381
会費一人5,000円(当日現金払い) 限定22名
報告
1月講は小石川七福神巡りで、晴天に恵まれた街歩きとなり、外部の方も含めて19名が参加されました。地下鉄後楽園に時間通り集合。圓山代表理事の新年の挨拶の後、案内役の圓山、松本氏の先導により出発。①最初は、東京ドームの敷地内に鎮座する福禄寿。昔は小石川後楽園に祭られていたがお正月には後楽園が閉園することから移されました。②こんにゃく閻魔として知られる源覚寺の毘沙門天。③福聚院の大黒天は幼稚園の園庭を横切った本堂に。通常幼稚園の門扉は閉じられています。④真珠院の布袋尊は小さな木彫として本堂手前のお堂に祭られていますが、本堂下の通路を抜けると裏手が墓地になっており身の丈2m余りの布袋尊の石像があります。⑤宗慶寺の寿老人は学問に縁の深い当寺に新たに祭られました。⑥マンションの敷地内と思われる小さな祠が極楽水の弁財天。白蛇の七福神唯一の女性の神様。⑦徳雲寺の弁財天はとぐろを巻いた蛇ですが顔は男顔。⑧深光寺の恵比寿は重さ3t、高さ165cmの大きさ。ここには今年も有名になるであろう滝沢馬琴の墓があります。①~⑧八ケ所巡りました。弁財天に男顔があるとは。現代のLGBTを先取りしているのか?昔のほうが自由だったのか?寄り道しつつ全行程約8000歩以上、2時間半、無事七福神巡りを終える事ができまた。
今回も渡辺さんによるZoomライブ配信を実施し、数人の方が参加「以前の講の逆回りの様なので当時を思い出しながら楽しんでいました」等の感想を頂きました。
以上 文責:小嶋 光
12月講「江戸の芸能を楽しむ」
日 時:12月15日(日)13:30~16:30
場 所:新宿歴史博物館およびオンライン(Zoom)配信
予 定:13:30~14:00 語りと紙芝居「戦後80年、二度と戦争しない!」
第一部 語り 「遥かなるナボイ劇場」
第二部 紙芝居 「父のかお、母のかお」「なまたまご」
演者:寿々方 江戸連会員、江戸がたり家元
14:00~14:30 落語「佃祭り」
演者:花伝亭長太楼師匠 江戸連会員
14:30~16:00 投扇興
幹事:仲下、川越 江戸連会員
16:00~16:30 落語「芝濱」
演者:花伝亭長太楼師匠 江戸連会員
会 費:会場参加 会員1,000円 非会員1,500円
Zoom参加 会員500円 非会員1,000円
忘年会:17:30~19:30
場 所:「丸信」おでんと魚菜 新宿区四谷3-3-3 電話:03-6273-0199
会 費:一人5,000円(当日、現金払い)
報告
12月講は恒例の「江戸の芸能づくし」で参加者は現地26名、Zoom 4名でした。江戸がたり家元寿々方さんの「戦後80年、二度と戦争しない!」を命題に、語り「遥かなるナボイ劇場」紙芝居「父のかお、母のかお」「なまたまご」の2題。ナボイ劇場は大戦後、抑留された日本兵がウズベキスタンのオペラハウスを建設する話で迫力ある語り。紙芝居には昭和100年を感じました。落語はご存じ花伝亭長太楼師匠の「佃祭り」「芝浜」の2題。枕は綾小路きみまろも斯くやのシルバーギャグに大盛り上がり。佃祭りは<情けは人の為ならず>を少し滑稽に。芝浜は<これを聞かなければ歳を越せない>と言う人もいる熱演。演目の幕間には江戸連会員による投扇興のデモンストレーションと初心者向けの講習も行われ、投げた扇子が落ちた時の蝶・枕・扇子の形(銘)に参加者の歓声が絶えませんでした。
以上 文責:小嶋 光
11月講「玉川上水の散策」
日 に ち:11月16日(土)
集合時間:13時25分(出発時間13時30分)
集合場所:JR吉祥寺駅中央改札口前
行 程:井の頭恩賜公園/神田川源流見学~玉川上水/万助橋~千川上水取水口・境橋まで
(全行程約2時間)
参 加 費:会員1,000円、非会員1,500円
報告
11月講は、宮川都吉、水越てるみ両案内人の「玉川上水散策」で、参加者は現地19名でした。案内人は江戸連会員で両名供玉川上水には強い思いが有り、井の頭恩賜公園/神田川源流見学~玉川上水/万助橋~千川上水取水口~境橋までの行程の中で有意義な解説を傾聴しました。玉川上水は江戸時代・承応2年(1653)多摩川中上流域にある羽村の堰より四谷大木戸まで開削された、全長43km、標高差92mという緩勾配の上水道。開削された武蔵野台地は関東ローム層で覆われており、開削は容易で、水を含むと粘りが出て(粘土質)踏み固めれば水を通さず、激しい流水にも耐える強度と台地の自然勾配(西高東低、火山灰の供給源は富士山、箱根山)が送水に理想的。徳川家光の時代に参勤交代が始まり、急激な人口増が見込まれた時期で、神田上水では不十分なことが予想された。人口増加途上のタイムリーな時期に完成。人工河川である玉川上水は武蔵野台地の一番高いところ(尾根筋)を流れ、分水を利用して水不足の武蔵野台地を潤し、農地化を可能にした。玉川上水の散策は整備された遊歩道のおかげで楽しく歩けましたが、樹木剪定に手が回っていないため一部の遺構確認に手間取ったのは残念でした。
以上 文責:小嶋 光