2月講「江戸の犯罪と刑罰」

日 時:2月19日(土)午後2時~4時
場 所:阿佐ヶ谷区民センター第4集会室&オンライン(Zoom)配信
講 師:大久保治男氏  2021年江戸連6月講・講師
             駒澤大学名誉教授、武蔵野学院大学名誉学長
             日本法制史専門
参加費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円、非会員1,000円
(会員は来年3月まとめて支払い。非会員は事前支払い、ただし関係会員との合算可)

1月講「新宿山ノ手 七福神めぐり」

日 時:1月9日(日)午後1時
集合場所:JR飯田橋駅西口(新宿寄り)改札口前広場
コース:飯田橋駅~神楽坂~①善國寺(毘沙門天)~地蔵坂~御徒組屋敷(大田南畝ら)~
    ②経王寺(大黒天)~大江戸線「牛込柳町駅」(乗車)~大江戸線「東新宿駅」(下車)~
    ③稲荷鬼王神社(恵比寿)~④永福寺(福禄寿)~⑤厳島神社(弁財天:朱印は西向天神で)~
    ⑥法善寺(寿老人)~西向天神~⑦太宗寺(布袋尊)
    (所要時間:2時間半程度)
参加費:会員1,000円、非会員1,500円
    (会員は来年3月まとめて支払い。非会員は事前支払い、ただし関係会員との合算可)
その他:新年会はありません

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1月講は新宿山ノ手 七福神巡りで、晴天に恵まれた久しぶりの街歩きとなり、外部の方も含めて24名が参加されました。案内役の松本氏、小嶋氏、圓山代表理事の順に、3グループに分かれてJR飯田橋駅西口を出発。最初は、神楽坂の善国寺(毘沙門天)にお参り。地蔵坂、大田南畝も住んでいた牛込御徒組屋敷のあった通りを経て、経王寺(大黒天)に到着。こじんまりした境内に沢山の小さな仏様が並び、ほっとする空間でした。大江戸線牛込柳町駅から電車に乗り、東新宿駅で下車、稲荷鬼王神社(恵比寿)に到着。恵比寿神社の鳥居の上に船が飾られており、驚きました。次は永福寺(福禄寿)。新宿にいるとは思えないほど静寂に包まれた場所でした。賑やかな通りを経て、厳島神社(弁財天)へ。境内を南北に通り抜けできることから、苦難を切り抜けられる抜弁天として庶民に信仰されたそうです。住宅街の細い道を通って法善寺(寿老人)に到着。境内の案内板にあった「七面明神像」を探しましたが、通常は非公開ということで拝見できず残念でした。厳島神社(弁財天)の御朱印がいただける西向天神社には、幕末築造の富士塚「東大久保富士」がありました。最後の太宗寺(布袋尊)は、江戸時代の宿場「内藤新宿」の中にあったことから、多数の参詣者があり門前町も発展したとのこと。布袋尊のほかに、江戸六地蔵の一つ「銅造地蔵菩薩坐像」や、「閻魔像」、「奪衣婆像」、「内藤家墓所」があり、とても立派な浄土宗の寺院でした。

以上     文責:山本 秀美



12月講「江戸芸能づくし」

日 時:12月18日(土)午後2時~4時
場 所:新宿歴史博物館(以下参照)2階講堂およびオンライン(Zoom)配信
演 目:・紙芝居  寿々方さん 江戸連会員 江戸がたり家元 「大人のための紙芝居2作」
    ・マジック 三宮さん 江戸連会員 「カードマジック(映像参加)」
          白石さん 江戸連会員 「ロープマジック・他」
    ・落 語  花伝亭長太楼師匠 江戸連会員 「片棒」「芝濱」
会 費:会場参加 会員1,000円 非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円 非会員1,000円
その他:忘年会は予定していません

報告

12月講は、会員の花伝亭長太楼師匠、寿々方さん、三宮・白石さんによる「江戸連芸能づくし」で、現地とオンラインの開催となり、参加者は33名と多くの方が参加されました。最初は花伝亭長太楼師匠の「片棒」は、けちで有名な赤西屋の大旦那、人呼んで赤西屋ケチ兵衛、いつかは身代を息子達に譲らないといけないが、息子3人に自分の葬式をどのようにしてくれるかを試した。長男は一見立派だが、お金がかかることが気に入らない。次男は、お坊さんを沢山呼んで野辺送りを盛大にすることで身代を譲れないと判断。三男は、棺桶の代わりに漬物樽を使い天秤棒で担ぐが、もう一人の担ぎ手に大旦那が「それなら私が担いでやろう、死んでいる場合じゃない」で終わり。
次に、「芝濱」は、勝五郎が50両を拾って、女房が隠して後で50両の事を知らせて、酒を進めるが、又、夢になるといけないので酒を飲まなかったとの物語。
寿々方さんの話で「安珍・清姫伝説」は、紀州道成寺にまつわる伝説のこと。思いを僧の安珍に裏切られた清姫が蛇に変化して日高川を渡って追跡し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すことを内容としている。次に「愛染かつら」は、川口松太郎の小説。津村病院創立25周年祝賀の日、看護婦 高石かつ枝は余興に歌を歌った。伴奏は津村病院長の長男 津村浩三で、これが縁で浩三とかつ枝はたびたび会うようになり、愛染かつらの樹の下で永遠の愛を誓う。亡夫との子供がいるため会うのをためらった。(省略)
三宮さん、白石さんの素晴らしいスーパーマジックは、感動しました。

以上     文責:川越 誠司郎

      



11月講「江戸は”花と緑”にあふれていた」

日 時:11月20日(土)午後2時~4時
場 所:阿佐ヶ谷区民センター第4集会室&オンライン(Zoom)配信
講 師:圓山稔氏 江戸連代表理事
内 容:・江戸は庭園都市であった
    ・外国人から見た「日本人の花好き」
    ・江戸の花ブーム
    ・大田南畝の日記に見る江戸の花見
参加費:会場参加 会員1,000円、非会員1,500円
    Zoom参加 会員500円、非会員1,000円

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11月講は、会員の圓山講師の「江戸は”花と緑“にあふれていた」で、現地とオンラインの開催となり、参加者は40名と多くの方が参加されました。
圓山講師は、2016年4月以来の5年半ぶりの熱演となりました。
江戸の町の大半は、武家が70%を占め、特に明暦の大火以降は、徳川幕府が大名の下屋敷として住むことを勧めた。八代将軍・徳川吉宗が隅田川堤他、庶民の為に花見の名所を作ったことは、江戸時代の象徴となった。江戸名所のガイド「江戸名所図会」・「江戸名所花暦」の挿絵入りの紹介がある。梅・椿・桃・桜・山吹等の名所が多々あり、江戸庶民の娯楽の場所となった。特に、「花暦」は、岡山鳥が江戸の四季を43項目挙げ、35ヶ所(桜)を挿絵入りで紹介している。又、外国からも、日本の花好きが紹介されている。江戸時代のそれぞれの時代で、大変なブームとなった。
特に椿・躑躅(つつじ)・菊・楓・唐橘・変化朝顔・万年青(おもと)等と多彩な植物があったようです。
圓山講師の大好きな大田南畝の紹介もあり漢詩・狂歌・戯作・随筆・日記等があり、特に、日記や随筆では興味深い内容となっている。別図の「南畝と歩く江戸の花見」は、南畝の知識豊かな行動的な様子が窺え、観察力に長け、好奇心があり、エネルギッシュな人物について感動しました。

以上     文責:川越 誠司郎



10月講「浮世絵の中の西洋~オランデーズリー(阿蘭陀趣味)を検証する~」

日 時:10月23日(土)午後2時~4時
場 所:オンライン(Zoom)配信のみ
講 師:岡泰正氏 神戸市立小磯記念美術館館長。文学博士(関西大学)美術史専攻
     主な著書:『めがね絵新考 浮世絵師たちがのぞいた西洋』
          『びいどろ・ぎやまん図譜 江戸時代のガラス・粋と美』
          『身辺図像学入門 大黒からヴィーナスまで』
          『長崎びいどろ 東西交流が生んだ清涼なガラス器』
          『日欧美術交流史論 一七~一九世紀におけるイメージの接触と変容』等、他多数
会 費:会員500円、非会員1,000円

報告

10月講は、岡泰正講師の「浮世絵の中の西洋一オランデーズリー(阿蘭陀趣味)を検証する―」で、オンラインのみの開催となり、参加者は34名と多くの方が参加されました。江戸時代の西洋文化へのあこがれ、好奇心がどのように美術・浮世絵に取り込まれて行ったのかを、写真を交えての具体的な講話でした。
最初は16~17世紀におけるイエズス会派の絵画を中心とした説明がありました。18世紀には、木版筆彩の始祖と言われる「奥村正信」が、唐人館之図を作成し、また、「円山応挙」は、パリ・モンアール版の ”貯水近くのカフェから見た大通り ”の景色を学び、遠近法での ”三十三間堂通し矢 ”を作成している。浮絵の中興の祖と言われる、「歌川豊春」の作品も素晴らしいものがある。
特に、「葛飾北斎」の、”北斎漫画”の内容に興味があり西洋風の遠近法を採用した、奥行きをつくることの面白さを発揮した作品が記憶に残った。また、神奈川沖浪裏のプルシャンブルーという ”青 ”の素晴らしさも見逃せない。
また、「窪俊満」の、”中洲の四季庵の酒宴 ”の作品も興味深い出来となっている。
北斎の弟子である「安田雷洲」の ”赤穂義士報讐図 ”においては、アルノルト・ハウグラーケンの ”新約聖書 ”の作品内容とほぼ一緒とは驚きました。
絵画で有名な「ゴッホ」も、「歌川広重」の作品 ”猿わか町 夜の景 ”を所持し、自身作として、”夜のカフェ(油彩)”を書いていたとは、知りませんでした。
講の内容として、写真の説明、木版筆版・木版色摺・紙本着色等 多様な説明でした。

以上     文責:川越 誠司郎