「そば打ち」この一年を振り返って(2015年)

 連内連として発足してから六年目になる「そば打ちを楽しむ会」。そば打ちは誰でも気軽にできる自己完結型の趣味として人気が高い。そば粉と水だけで繋ぎ粉を使わない十割そば(生粉打ち)に拘っている。ブランドの「常陸秋そば」のそば粉を使用し、初体験でも長く繋がったそばが打てるのが嬉しい。
 腕力は不要で、女性でも楽に五百グラムを打つ。打ち終わるとそば前を楽しみながら、各自の打ったそばの一部を試食する。太い細いはあっても緊張していた気分が一気にほぐれ笑顔になっているから不思議だ。試食が終わると、ほっこりとくつろげる別の空間に移動して持ち込み大歓迎の酒・肴を友に蕎麦談議に興じる。話は豊富で多岐にわたり尽きることがない。連衆の中にはこれが目当てという人も少なくない。
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 2015年の場合、夏季は休みで合計三十三回のそば打ち道場を開いた(月三~四回実施、参加できるのは月一回だけ)。今、参加者名簿を見ると、連続参加は白石さん、荒井(孝)さん、といった面々。また常連さんは新実さん、仲下さん、松本(崇)さん、宮原さんらだ。塩出さんを中心とする小学校同級生四人組(圓山・坂本・斎藤の各氏)も熱心な仲間だ。なお、年越しそば打ち会には九人の参加を得た。

「愚直庵」 石綿 賢